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2016 SUPER GT Rd.5(富士)決勝

前日の予選に続き、快晴となったSUPER GT第5戦の決勝レース日。「FUJI GT 300km RACE」は、定刻どおり14時35分にスタートした。

予選でトップ3を占めた日産GT-R勢は、そのままの体制でレースをハイペースでリードするなか、序盤で勢いを見せたホンダ勢は、予選4番手からスタートした#17 KEIHIN(小暮卓史)と、予選7番手からスタートした#100 RAYBRIG(山本尚貴)の2台。ルーティンのピットインでそれぞれドライバー交代を行ったのち、レースの折り返しを過ぎた38周目には#100 RAYBRIG(伊沢拓也)が2位、#17 KEIHIN(塚越広大)が3位まで順位を上げる。

その後、48周目に#17 KEIHIN(塚越広大)が#100 RAYBRIG(伊沢拓也)を抜いて2位に浮上すると、その後は2台ともペースを維持し、約1秒の間隔は変わらない。レース終盤には84kgのウェイトハンデを搭載しながら驚異的なスピードを見せる#1 MOTUL AUTECH NISMO GT-Rのアタックを凌ぎきり、ホンダ勢として今シーズン初となる表彰台を2-3位フィニッシュで飾った。優勝は予選ポールポジションからスタートした#12 カルソニックIMPUL GT-Rで、2位に約25秒をつける圧倒的な速さを見せた。

予選5番手からスタートした#15 ドラゴ モデューロ ホンダレーシング(武藤英紀)は、スタート間もない7周目にGT300車両と接触。左サイドを痛めてしまい、リアのサスペンションに大きなダメージを抱えてしまった。しかしピットは諦めることなく懸命にマシンを修復し、レース終盤には再びコースに復帰したがリタイア扱いとなっている。

予選9番手スタートの#8 ARTA(松浦/野尻)は6位でフィニッシュし、今シーズン初のポイントを獲得。14番手からスタートした#64 Epson(中嶋/バゲット)は11位完走となった。

次戦第6戦は、今月下旬の8月27日〜28日に鈴鹿サーキットで行われる「第45回 インターナショナルSUZUKA 1000km」。ホンダの地元で開催される伝統のロングレースで、NSX CONCEPT-GT勢の活躍に期待しよう。

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2016 SUPER GT 第5戦(富士) 決勝結果
1位 12 カルソニック IMPUL GT-R 安田裕信/J.P.デ・オリベイラ
2位 17 KEIHIN NSX CONCEPT-GT 塚越広大/小暮卓史
3位 100 RAYBRIG NSX CONCEPT-GT 山本尚貴/伊沢拓也
4位 1 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生/R.クインタレッリ
5位 36 au TOM’S RC F 伊藤大輔/N.キャシディ
6位 8 ARTA NSX CONCEPT-GT 松浦孝亮/野尻智紀
11位 64 Epson NSX CONCEPT-GT 中嶋大祐/ベルトラン・バゲット
DNF 15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT 武藤英紀/オリバー・ターベイ