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北米Siこそ、僕たちの”等身大シビック”だ(2)

新型シビックに用意されたスポーツグレード「Si」は、先代までの2.4リッターNAから一気にダウンサイジングされ、1.5リッターDOHC直噴ターボ・ユニットを搭載。

日本国内モデルのジェイドRSやステップワゴンに搭載されているエンジンと基本的には同一だが、スポーツモデルのSiに合わせて特性を変更。最高出力は205hp/5700r.p.m.、最大トルクは192lb-ft/2100-5000r.p.m.へと向上している。トランスミッションは6速MTのみで、クーペだけでなくセダンにもSiは設定される。

2017年モデルのシビックSiセダン。フロント周りはクーペとほぼ同じだ

インテリアでは、Siロゴが施された専用シートが装着されるほか、アルミシフトノブ、ドア、ステアリングホイール、レザーシフトブーツに赤いスポーツステッチが施される。ドライブモードは「スポーツ」と「ノーマル」の2つから選択でき、脚まわりやエンジン特性を切り替えることが可能だ。

 

そのほかTFTメーターやオーディオシステムイルミネーションなども「赤」を貴重としたカラーリングとされ、アルミスポーツペダルやカーボン調のインパネトリムが備えられる。

脚まわりもSiは専用となり、アダプティブダンパーシステムを備えたスポーツサスが装着されるほか、ヘリカルLSDを標準装備。ブレーキローターも専用の大径タイプで、タイヤサイズは235/40R18となる。

新型シビック・タイプRは「世界最速FF」を掲げ、20インチの専用タイヤを備えるスーパーハッチとなったが、いっぽうクーペ&セダンに用意されるスポーツグレードのSiは、手の届きやすいスポーティモデルとして健在。どちらがシビックらしいかといえば後者のような気がするけれど、今夏〜今秋にかけて日本市場に投入されるシビック・セダンにSiが用意されるのかどうか、注目したいところだ。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)