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【リア’s レポート】SUPER GT Rd.7(タイ)決勝1


金曜日から始まったレースウィークもいよいよ最終日。この時期のタイらしく、快晴かと思ったら突然のスコール(豪雨)に見舞われた2日間。これまで過去3回のタイ・ラウンドでは一度も降ったことがなかった「雨」が、今年の決勝レースの重要なキーとなりそうです。

ホンダ勢の好調ぶりはもちろん、それ以上に注目されるのがシリーズチャンピオン争い。この時点でランキングトップの#23 MOTUL AUTECH GT-Rは11番手、後を追う#37 KeePer TOM’S LC500がポールポジションと明暗が分かれ、いっそう混乱の様相となりました。

そして迎えた決勝日の朝。気温の高いタイだけに、決勝レースは15時からのスタート。決勝レース前に行われる20分間のウォームアップ走行も13時25分からと、パドックにもどこかゆったりとした時間が流れます。午前中のトヨタ、そしてホンダのタイ販売車両によるワンメイクレースが行われる頃には、気温も湿度も急上昇。真夏を思わせる暑さのなか、地元タイのファンはもちろん、日本から変えつけたSUPER GTファンも多く駆けつけました。

そして午後に行われたフリー走行でトップタイムをマークしたのは、昨年のタイ・ラウンドで優勝した#19 WedsSport ADVAN LC500。雨の予選では下位に沈んでしまいましたが、ドライコンディションでは今年も速さを見せました。#100 RAYBRIG NSX-GTはこのセッションで2番手の好タイムをマーク。決勝での追い上げが期待されます。

15時のレーススタートへ向け、各マシンがグリッドに整列。賑わいを見せたグリッドウォーク中、突如として厚い雲が頭上を覆い始めます。そしてグリッドウォーク終了直前になって大粒の雨。コースはあっという間に全面ウェットとなり、#64 EPSON Modulo NSX-GTも中嶋総監督以下、ドライバーとエンジニアが最終ミーティング。ウェットタイヤに履き替えました。

結局、GT500の15チーム中、13チームがウェットタイヤでスタートした決勝レース。大雨の後のコース上のコンディションが懸念され、2周のセーフティーカーランからスタートしました。#64 EPSON Modulo NSX-GTのスタートドライバーであるベルトラン・バゲット選手は、スタート直後にスリックタイヤを装着したマシンに引っかかってしまい、1コーナーで後方の#36 au TOM’S LC500にオーバーテイクを許してしまいます。

その後はペースを取り戻し、#64 EPSON Modulo NSX-GT は7番手、#100 RAYBRIG NSX-GTは9番手を走行。やがてレコードラインが乾きはじめ、ウェットタイヤからドライタイヤへと交換するチームが出始めます。

まずは#46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rが先陣をきり、#100 RAYBRIG NSX-GTも12周目にピットイン。しかしこの時点では、まだ全周回数66周の2/3を終えていないためドライバー交代はできず、もう1度ピットインする必要があります。ウェット→ドライ→ドライと3スティントにするか、乾いてきた路面にふりを承知でウェットタイヤでの走行時間を引っ張るのか。各チームの戦略が分かれる時間帯となりました。

(TEXT:Leah MIZUMURA 水村リア)