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【リア’s レポート】SUPER GT Rd.8(もてぎ)決勝


日曜日の天気は晴れ、しかし土曜日以上に寒さが予想された決勝日。ツインリンクもてぎの特徴である、グランドスタンドとコースの間に設置された「レースの興奮をより近くで感じられる」ビクトリースタンドは、スタート時にはほぼ全ての座席が埋まるほどの大盛況となりました。

イベント広場でも多くの「最終戦スペシャル」なコンテンツが用意されたほか、ロードコースでは予選日と同様にDTMのデモ走行が行われるなど、今シーズンのSUPER GTのフィナーレにふさわしい盛り上がりを見せました。

そして正午を迎える頃、SUPER GT最終戦のスタート進行が始まりました。各チームとも、決勝レース前に走行できるのは、たったの20分間。その少ない時間で、その日の気温や路温、マシンやタイヤのコンディションとのマッチングを図らなければいけません。

20分間の走行セッションのトップタイムは、前日の予選で驚異の走りを見せポールポジションを獲得した23号車でした。各チームが決勝レースを想定したセッティングや燃料量で行われるセッションで、#64 EPSON Modulo NSX-GTは15番手、#100 RAYBRIG NSX-GTは9番手のタイムを記録しました。

スタート前のグリッドウォークでは、あふれる人で身動きがとれないほどの大盛況! そして白バイ隊の先導によるパレードランから、250km/52周のレースがスタートとなりました。スタート直後のバトル、1コーナーでのホールショットを奪ったのは、ポールポジションからスタートした23号車でした。

しかし1周目の終盤ビクトリーコーナーにて、2番手からスタートしたランキング2位の6号車とのバトルの末、両車は接触。これによりダメージを受けたのか6号車が後退、全体の順位が大きく動き始めます。

#64 EPSON Modulo NSX-GTのスタートドライバーは、ベルトラン・バゲット選手。14番グリッドと後方からのスタートながら、#16 MOTUL MUGEN NSX-GT、そして19号車もオーバーテイクに成功し、11番手にまでポジションアップ! いっぽう#100 RAYBRIG NSX-GTのスタートを担当した伊沢拓也選手も順調に周回を重ね、5番手まで浮上します。

21周目には、トップ争いをしていた37号車が先陣を切ってピットイン。その後、続々とGT500チームがドライバー交代とタイヤ交換を行いました。#100 RAYBRIG NSX-GTも22周目に山本尚貴選手へとドライバー交代が行われ、8番手でコースへ復帰します。

そんななか、#64 EPSON Modulo NSX-GTはピットインをせず、バゲット選手が連続周回を続けます。ドライバーの規定周回数いっぱいとなる34周を終えピットイン、松浦孝亮選手へとドライバー交代を行います。しかしなんとタイヤ無交換! 素早いピット作業でコース上へをチームが送り出し、10番手でコースに復帰しました。

ほとんどのチームがタイヤ交換を行うなか、NSX-GTとして初めてタイヤ無交換作戦を選択した#64 EPSON Modulo NSX-GTでしたが、後半も安定したタイムで走行を続けます。そして#100 RAYBRIG NSX-GTは、#17 KEIHIN REAL NSX-GTと5位争いの激しいバトルを展開。

そして52周のレースはチェッカーフラッグ! ポールポジションからスタートした23号車が優勝を飾るも、逆転でのシリーズチャンピオンは果たせず。予選日から好調を見せた37号車がシリーズタイトルを獲得しました。

Moduloサポートチームである#100 RAYBRIG NSX-GTは5位、#64 EPSON Modulo NSX-GTは10位でチェッカー。両チームともスタートより順位を上げ、ポイントを獲得することができました。

今シーズン、#64 EPSON Modulo NSX-GTは松浦孝亮選手が加入し、ベルトラン・バゲット選手とのコンビで参戦。シリーズ前半は苦戦しましたが、伝統の鈴鹿1000kmレースで優勝を飾ると、シリーズ後半は毎戦でポイントを獲得。チームランキング10位という成績を収めました。GT500で唯一のDUNLOPタイヤユーザーというメリットを活かし、チーム一丸となって進化したシーズンでした。

ホンダのエースドライバーコンビがドライブした#100 RAYBRIG NSX-GTは、ホンダ最上位となるチームランキング7位。優勝した姿が見られなかったのは残念ですが、2度の表彰台を獲得しました。どちらのチームも、来シーズンは更なる活躍を見せてくれることでしょう。

今シーズン熱い戦いを見せてくれたModuloサポートチーム、ドライバー、すべてのチームスタッフに改めて感謝を伝えたい! 今年のSUPER GTを戦った5台のNSX-GTは、12月3日に開催される「Honda Racing THANKS DAY 2017」で会うことができます。そして来シーズンも、変わらぬ声援と応援を引き続きよろしくお願いします!

2017 SUPER GT 第8戦(ツインリンクもてぎ)決勝結果
1位 #23 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生/R.クインタレッリ
2位 #37 KeePer TOM’S LC500 平川亮/N.キャシディ
3位 #38 ZENT CERUMO LC500 立川祐路/石浦宏明
4位 #17 KEIHIN NSX-GT 塚越広大/小暮卓史
5位 #100 RAYBRIG NSX-GT 山本尚貴/伊沢拓也
6位 #46 S Road CRAFTSPORTS GT-R 本山哲/千代勝正
9位 #8 ARTA NSX-GT 野尻智紀/小林崇志
10位 #64 Epson Modulo NSX-GT ベルトラン・バゲット/松浦孝亮
11位 #16 MOTUL MUGEN NSX-GT 武藤英紀/中嶋大祐

(TEXT:Leah MIZUMURA 水村リア)