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【LA17】もうすぐ日本市場へ復活するCR-Vを予習!

2017年秋に開催された東京モーターショーにおいて、2018年中に日本市場への導入が発表された新型CR-V。このモデルは歴代5世代目にあたり、新型…といっても北米市場にて最初に発表されたのは2016年10月のこと。そこに追加設定されるハイブリッドと熟成を重ねたガソリン車モデルが、日本市場へ導入される予定だ。そんな2018年モデルのCR-Vが、ロサンゼルス・オートショーにも出展されていた。

北米市場にて展開中の新型CR-Vはガソリン車のみのラインナップとなっており、さらに日本市場へは3列シート車が導入されるというウワサもあるため、ハンドルの位置以外にも異なる点は多そうだ。

とはいえ先代モデルからシャシーが一新された5代目CR-Vの評判は非常に良く、北米市場でのセールスも絶好調。そんな新型CR-Vの日本(再)導入には期待が高まる。さっそく細部を見てみよう。

新型CR-Vは全長4588×全幅1855×全高1679mm(注:北米仕様のインチ表記を編集部でミリ換算)と、先代モデルに比べ全高はほぼ変わらないが、全長と全幅がひとまわり大きくなった。フロントマスクは近年のホンダ車に共通するソリッドウィング・フェイスとなる。

写真のレザーステアリングとシフトノブは、上位グレードのEX-LとTouringに標準装備される

コックピットは先代同様にインパネシフトを採用し、全車に電磁式のパーキングブレーキを採用。グレード展開は4種類で、LX、EX、EX-L、そしてTouringとなる。LXは2.4リッター4気筒NAを搭載し、17インチタイヤを履くベースグレードで、それ以外の3モデルが1.5リッター・ターボと18インチタイヤを装着。トランスミッションはいずれもCVTとなる。


実際に販売のメインとなっているのは、1.5リッター・ターボを搭載するEX、EX-L、Touringで、この3モデルの差は内外装の装備の違いのみ。先進安全装備のホンダセンシングは3モデルいずれも標準装備。EX-LとTouringには、ボタンひとつで開閉が可能なパワーゲートが備わることもトピックだ。


インテリアは先代以上のスペースを確保しており後席のレッグスペースも広々としているが、現在、北米市場で販売されているCR-Vはガソリンエンジン車の2列シート仕様のみ。ハイブリッド車や3列シート仕様車はラインナップされていない。

日本市場へは後席背後にバッテリーを搭載すると思われるハイブリッド車と、ガソリンエンジン車は乗車定員7名の3列シート仕様が導入されると言われており、北米市場向けのCR-Vとは2列目・3列目シートの環境が変更される可能性がある。

先日に発表されたマツダCX-8や三菱アウトランダー、そしてこのクラスをリードする存在である日産エクストレイルと、ミドルクラスの3列シートSUVは現在もっとも活発なカテゴリーと言える。都市型(アーバン)SUVの先駆け的な存在であるCR-Vの「再デビュー」を、はたして市場はどう反応するのか、2018年春と言われる販売時期が待ち遠しい。

東京オートサロン2018に出展予定のCR-V CUSTOM Concept

(photo&text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)