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Modulo KENWOOD NSX GT3がいよいよ始動!

2018年シーズンより、SUPER GT GT300クラスに参戦するModulo Drago CORSE。ホンダのエースドライバーを務めていた道上 龍選手が久々の国内レースレギュラー参戦とあって注目を集めているが、ついにマシンのカラーリングが公開された。

チームのファクトリーで披露されたマシンは、車名が『Modulo KENWOOD NSX GT3』であることも発表。マット(つや消し)ブラックをベースに、やや明るめの”蛍光レッド”とホワイトのラインが配され、シャープな印象となっている。

すでに発表されているとおり、今年からGT300クラスに参戦する同チームは、チーム代表兼ドライバーの道上 龍選手と、2017年シーズンは全日本F3選手権に参戦していた大津弘樹選手がコンビを組む。この2人はSRS-F時代の講師と生徒という関係でもあり、息はぴったり。さらに道上選手とは長年の付き合いというチョン・ヨンフン氏が監督兼エンジニアを務めるとあり、チームはすでにファミリーのような和やかさを感じさせる。

カーナンバーは「34」で、これは道上選手が2017年シーズンに参戦していたWTCCでのものと同じ。タイヤはYOKOHAMA、そしてJVCケンウッドのサポートも受けるなど、こちらもチームとしての結束の高さを思わせている。

マシンのカラーリングは、ホンダアクセスが担当。この3色を選んだのは、『精悍さと意志の強さ』を示すマットブラックと『秘めた情熱』を表すレッドをメインに、そしてマシンへの親しみを表現する上品なホワイトを差し色としてデザインしたという。道上選手&大津選手ともに、「目立つカラーリングであり速そうに見える」と語っていた。

そしてカラーリングとともに目を引くのが、光沢あるシルバーで仕上げられたホイールだ。カスタマー向けマシンであるNSX GT3は、デリバリー時には他メーカー製ホイールが標準装着される。そこでModuloブランドとしてGT500にもホイールを供給するホンダアクセスは、エンケイとパートナーシップを組んでNSX GT3用に専用ホイールを共同開発した。

市販版NSXの純正アクセサリーとして設定される『MR-R03』と同じデザインを採用しているが、市販製品はブラック塗装となる表面には、新たにアルマイト加工を施して光沢あるメッキシルバーを採用。耐摩耗性に優れ、走行時の美しさを両立しているという。

発表会では道上選手&大津選手による今シーズンへの意気込みが語られ、SUPER GT初参戦となる大津選手は「開幕戦のポールポジション奪取&優勝を目指す」と宣言。強豪ひしめくライバルが多く簡単にいかないことはわかっているとしながらも、チームやマシンに手応えを感じている様子だった。そのほかにもチームウェアや、サーキットに彩りを添えるModuloスマイル・Moduloプリティ、さらに反転カラーリングを施された市販NSXなども紹介されたが、そちらは別記事で紹介する。

先日にシェイクダウンを終えている『Modulo KENWOOD NSX GT3』は、4月7-8日に岡山国際サーキットで行われる2018 SUPER GT開幕戦に向け、テストを重ねていくとのこと。今季のGT300で最大の注目チームと言っていいModulo Drago CORSEの活躍に期待したい!

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)