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ホンダドリームの新たなフラッグシップ店舗を公開


2018年の現在に10〜20代の世代には想像つかないかもしれないが、かつて25〜30年ほど前には、空前のオートバイブームが訪れた時期があった。レーサーレプリカそしてネイキッド、アメリカンなど人気の中心は変化していったけれど、今の10倍近い市場規模と、最盛期には4メーカーが同クラスのマシンに毎年モデルチェンジを行うような性能競争が行われていた。

そんなオートバイブームも今は昔、2017年の国内全販売台数は約38万4000台。そのうちホンダは約半数の44.5%というシェアを占めているが、排気量251cc以上に限るとシェアは26.9%となる。そこで中型〜大型二輪の販売およびアフターサービスを充実させるべく、ホンダはこれまでの販売店網を一新。その新たな販売店のフラッグシップと言える店舗が『ホンダドリーム川崎宮前』だ。

四輪のホンダ正規ディーラーは、かつてホンダプリモ、同クリオ、同ベルノと3つのチャンネルで展開していたが「ホンダカーズ」に統一された。それと同様に、二輪の正規ディーラーも現在の5チャンネルから2チャンネル体制へと一新される。

新しいホンダ二輪正規ディーラーは、排気量251cc以上を取り扱う「Honda Dream(ホンダドリーム)」と「Honda Commuter(ホンダコミューター)」のという2つのチャンネル体制となる。両店舗では看板も差別化し、ホンダドリーム店は黒を基調に、ホンダコミューター店は赤を基調としたデザインとなる。当然ながらホンダドリーム店のほうが店舗数は少なく、現在は38都道府県145店となるが、2020年には全都道府県200店にまで拡大する計画。

今回、ホンダドリーム店のフラッグシップ店舗として報道陣に公開された『ホンダドリーム川崎宮前』は、東急田園都市線の宮前平駅から歩いて約10分のところにある。前述のように外観は黒を基調としたカラーリングとされ、ホンダ二輪の象徴であるウイングマークもメタル調の新デザインとされた。

全3階建ての店舗は1Fおよび2Fがショールームとなっており、店内は白を基調とした開放感あふれるもの。1Fには新車、2Fには中古車とヘルメットやウェアなどのグッズが並べられるほか、ソファを備えた歓談スペースにはオートバイ雑誌も備えられ、整備待ちなどの時間をリラックスして寛げる。なお3階は、車検などの整備を行うメンテナンススペースとなっている。

「今回の新販売網は“生活の可能性が広がる喜び”を目的に、いたずらに量や規模を追い求めるのではなく、質の追求にチャレンジすることを目指した」

今回、メディア向けの発表会に登壇したホンダモーターサイクルジャパンの加藤千明社長はこう語り、今後はオートバイメーカーとしてホンダのブランド力を再構築するため、3つの取り組みに力を入れていくという。

ひとつは先進技術を含めた製品の充実。ふたつめは市場に柔軟に対応し、市場を拡大できる販売網の確立。そして3つめが、オートバイのあるライフスタイルの提案に加え、高品位なサービスを店頭で提供する販売フロントオペレーションである。今回の販売チャンネルの再編およびデザインリニューアルは、特に2つめと3つめの取り組みを具現化したものとなる。

はたしてホンダの新しいチャレンジはどう市場に受け入れられるのか。これまでオートバイショップといえば、コワモテの職人が切り盛りしショップのフロアはオイル滲みやタイヤの跡が無数にあり…といったイメージも強く(そうではないお店も多いとは思うが)、気軽に入れるという雰囲気とは言いづらい。

今回のホンダドリーム川崎宮前では、オートバイ製品だけでなくアパレルウェアも並べて展示することにより、気軽に「立ち寄りやすい」雰囲気であることも注目したい。オートバイを所有する人や興味がある人”だけ”が訪れるショップから、ふらっと立ち寄った人にもオートバイに興味を持たせることのできる提案型のショップへ。ホンダの新しいチャレンジに注目だ。


ホンダドリーム川崎宮前
www.dream-tokyo.co.jp/shop_kawasaki-miyamae/
住所:神奈川県川崎市宮前区宮前平1-6-3
電話:044-871-6220
営業時間:10:30〜19:00(平日)
     10:00〜18:30(土日祝日)
定休日:毎週水曜日・第3火曜日