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待望のS660 Modulo Xはコスパ抜群のスポーツカー(2)

いよいよ2018年7月より販売が開始されるS660 Modulo X。これまでのModulo Xシリーズと同様、エアロパーツや脚まわりなどトータルパッケージで「質の高い走り」を実現していると同時に、走りの動的質感だけでなく、ルックスや手触りといった静的質感をも高めているのがインテリアだ。

これまでのModulo Xシリーズでは、N-ONE Modulo Xを除きブラックを基調としたシックな印象でまとめられるパターンが多かったが、S660 Modulo Xでは大胆なブラック×ボルドーレッドの配色としている。

レザーシートはもちろんのこと、ステアリングやサイドブレーキレイバー、助手席側ダッシュパネルなど多くの箇所にボルドーレッドを採用し、ドライバーが見て、触れて、感じる上質さを追求した。

そのほかではフロアマットもブラック×ボルドーレッドの専用タイプ。S660 Modulo Xだけは6MT/CVTと2種類のトランスミッションが用意されるが、6MT車のシフトノブは純正アクセサリーとしても販売されているチタンノブを標準採用。シフトブーツもブラック×グレーステッチのものが組み合わされる。

シートはヘッドレストにModulo Xのロゴが刺繍で施される専用タイプ。このModulo Xのロゴは、メインスイッチをONにするとフロントのメーター内にも浮かび上がる。これはModulo Xシリーズのなかでも、S660 Modulo Xだけの装備だ。

そしてさらに興味深いのは、純正アクセサリー扱いで別売りとなるが、S660 Modulo X専用のボディカバーが用意されている点だ。現在も販売されている、通常のS660用ボディカバーをベースにシルバー×グレーの配色を逆転させ、さらにフロント周りのデザインもS660 Modulo Xを連想させるデザインとなっている。

S660 Modulo X専用のフルタイプボディカバー。使用しないときは折り畳んで専用バッグに収納できる。価格は1万9440円

サイド部分にはModulo Xのロゴもしっかり配置され、オーナーの所有欲を満たしてくれる仕上がり。それほど作り手にとってもS660 Modulo Xは「特別なクルマ」ということだろう。

そして以下が、インテリアにおけるS660 Modulo Xの変更部分。エクステリアを紹介した時と同じく、太字がS660 Modulo Xの専用パーツで、カッコ内は純正アクセサリーとしても販売されているパーツの価格を参考として記載している。

【S660 Modulo X インテリア装着部品リスト】
専用スポーツレザーシート(本革×ラックススェード/ボルドーレッド×ブラック)
専用本革巻ステアリングホイール(ボルドーレッド×ブラック)
専用Modulo Xロゴ入りメーター
専用Modulo Xロゴ入りアルミ製コンソールプレート
シフトノブ(チタン製)×シフトブーツ(グレーステッチ)<6速MT>(2万5380円)
専用セレクトノブ(本革製/ボルドーレッド×ブラック)<CVT>
専用サイドブレーキカバー(ボルドーレッド×ブラック)
専用インパネソフトパッド(ボルドーレッド)
専用フロアカーペットマット(Modulo Xアルミ製エンブレム付)

S660 Modulo Xのボディカラーは全4色。S660 Modulo X専用色となる「アラバスターシルバー・メタリック」のほか、「プレミアムスターホワイト・パール」「アドミラルグレー・メタリック」「フレンチブルー・パール」が設定される。

車両価格は6MTとCVTのいずれも285万120円。ベースモデルのS660 αからは約67万円のアップ、S660 βと比較すると約87万円のアップとなるが、列記した純正アクセサリーパーツを装着していくだけでも同等以上の金額となるうえ、ホンダ車を知り尽くした熟練のエンジニアが徹底的に開発を行ったという価値はまさにプライスレス。

Modulo Xシリーズ初のスポーツカーとして、ホンダファンだけでなく注目を集めているS660 Modulo X。ホンダスタイル90号(2018年6月20日発売)では、その開発陣のインタビューを掲載します。そちらもぜひご期待ください!

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)