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インディカー第9戦、佐藤琢磨は7位でフィニッシュ

2018年6月9日、テキサス・モーター・スピードウェイで行われたインディカー・シリーズ第9戦の決勝レースにおいて、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのNo.30 ABeam Consulting ダラーラ・ホンダに乗る佐藤琢磨選手は7位でチェッカーフラッグを受けた。

9番グリッドからスタートした琢磨は、レース序盤のほとんどをトップ10圏内で走行。しかし走行を重ねるにつれ、多くのマシンが右フロントとリアタイアの摩耗が予想以上に激しく見られるようになる。この影響で琢磨も2回目のピットストップを早めに行ったところ、2周遅れとなってしまう。

その後、ウィッケンズとエド・カーペンターが関わったコーション、ならびにウィル・パワーとカルマン・デ・メロが接触したことによるコーションがあり、琢磨はリードラップへ戻ることに成功。レースが残り35周となったときには9番手までポジションを挽回する。そしてリスタートではエド・ジョーンズを攻略。続いてジョセフ・ニューガーデンがリスタートにおけるジャンプスタートでドライブスルー・ペナルティを受けると7番手に浮上。結局、琢磨は7位でフィニッシュしました。

ここまでインディカー・シリーズは5週間連続でイベントを行う過密なスケジュールとなっていたが、これから2週間はオフとなる。その前にチームはロードアメリカでのテストを実施。次戦第10戦ロードアメリカの決勝レースは6月24日に行われる。

佐藤琢磨選手のコメント
「苦しい1日でした。今日のレースで鍵を握ったのはタイア・マネージメントでした。残念ながらスティントの中ほどでリアタイアに大きな問題を抱えたためにタイア交換を余儀なくされ、これで2周遅れとなりました。その後のチームは素晴らしい働きを示し、最終的には2周遅れを取り戻してレースを戦うことができました。7位フィニッシュは手堅い結果ですが、自分たちのスタート・ポジションを考えると、もう少し上位でフィニッシュしたかったと思います。いずれにしても悪い結果ではありません。今回、メインスポンサーを務めてくださったABeam Consultingにお礼を申し上げます。ゲストの皆さんとお目にかかれたのは嬉しく、また、僕たちのマシーンは最高に格好いいと感じました。全体的にいえば、素晴らしいチームワークだったと思います」