Honda好きが堪能できる、Hondaスピリッツ溢れる情報誌
  1. TOP
  2. MOTORSPORTS
  3. インディカー第12戦トロント、琢磨は終盤の接触で22位

インディカー第12戦トロント、琢磨は終盤の接触で22位

2018年7月15日(日)、カナダ・トロントのストリートコースにて、インディカー・シリーズ第12戦の決勝レースが行われた。

カナダの美しいトロントの街並みのなかを走り抜ける、このストリートレースにおいて、レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングのNo.30 MIジャック・パナソニック・ダラーラ・ホンダに乗る佐藤琢磨選手はトップ5圏内を走行する健闘を見せつつ、最終的にはアクシデントのため22位でフィニッシュした。

7番手グリッドから抜群のスタートを切った琢磨は、ターン1でシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)を、ターン10でアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)を攻略して5番手に浮上する。

琢磨はこのポジションを維持したまま20周目に最初のピットストップを行うと、他のドライバーがまだピットサイクルに入っていないこともあって12番手でコースに復帰した。

その後、27周目には6番手へとポジションを戻し、さらにアクシデントを起こしたハンター-レイを交わして5番手へとアップ。このとき、琢磨を含む上位陣の数名がピットストップを行った。そして33周目にレースが再開されると、それまで首位を走っていて、リスタートでウォールに接触したジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー)が琢磨の前に立ちはだかる。

それでも琢磨は34周目までにふたつ順位を上げて4番手に駒を進めると、今度は数周にわたってマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)の激しいチャージを受ける。それでも琢磨は5番手のポジションを懸命に守り続けましたが、66周目の最終コーナーでウォールに軽く接触。ダメージを負っていたこともあり、ターン1のランオフエリアにマシンを止めた。このため琢磨は22位完走扱いとなった。


佐藤琢磨選手コメント
「週末の間、僕たちはずっとコンペティティブでした。もっとも、予選では天候に苦しめられましたが、それでもレース直前のウォームアップでは僕たちが引き続きコンペティティブであることを示しました。レースではいくつか問題を抱えていたものの、1日を通してマシンは速かったと思います。この週末、これほどいいマシンを作り上げてくれたメカニックたちには本当に申し訳なく思います。僕たちは素晴らしい流れを手に入れました。ミドオハイオに行くのが楽しみです」

次戦の第13戦は再びアメリカ国内へと舞台を移し、7月29日にミドオハイオ・スポーツカー・コースにて開催される。

(text:Honda Style magazine)