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【鈴鹿10h】新生「夏の鈴鹿」で34号車は21位完走!


8月最後の週末となる8月24日〜26日、三重県・鈴鹿サーキットでは、『第47回サマーエンデュランス 鈴鹿10時間耐久レース(鈴鹿10H)』が開催された。昨年までは鈴鹿1000kmレースとしてSUPER GTシリーズの一戦に組み込まれていたものだが、今回から鈴鹿10Hとして生まれ変わっての開催となった(回数としては1966年から開催している1000kmレースを継承しているので第47回となる)。

レースは、GT3マシンによる一戦。国内SUPER GTのGT300クラスに参戦しているチームだけでなく、ブランパンGTへ参戦しているチームなど世界からも参戦があり、全35台のエントリーを集めた。

レースウィーク前日となる23日には、鈴鹿10Hの初開催を記念して参戦する各マシンが鈴鹿市内の一般道をパレード走行し、市内の商業施設駐車場にて公開車検も行われる予定だったが、残念ながら台風20号の接近により周辺イベントは中止に。しかしレースウィークに入ると真夏が戻ってきたかのような好天と暑さに恵まれ、レーススケジュールは順調に消化できた。


 
今回、34号車Modulo KENWOOD NSX GT3は、レギュラードライバーである道上 龍選手と大津弘樹選手に加え、GT500クラスで活躍する小暮卓史選手を迎えての参戦。道上 龍選手と小暮卓史選手が同チームでレースに参戦するのは2015年のDrago Modulo NSX CONCEPT-GT以来、ドライバー同士として組むのは、2009年のGT500参戦以来じつに9年ぶりとなる。

34号車Modulo KENWOOD NSX GT3は、8月4日に行われたSUPER GTシリーズ第5戦(富士)において他車と接触するアクシデントにより大きなダメージを負ってしまい、一時は本レースへの参戦も危ぶまれた。しかし既報のとおりチームは新車を投入し、この週末に向けてセットアップ、予選でシェイクダウンを行うという、まさに突貫工事という状況での参戦となった。

なお今回の鈴鹿10hでは、SUPER GT GT300クラスに参戦中のマシンは特別に参加が認められている(通常、SUPER GT参戦中のマシンは他カテゴリーへ出走できない)。マシンの仕様はほぼGT300そのままで、タイヤがピレリのワンメイクとなる。

GT300では黄色のヘッドライトが義務付けられているが、今回はその指定はないため、34号車Modulo KENWOOD NSX GT3も本来の白色ヘッドライト。ボディサイドのゼッケンプレートも、自発光式となる。

そして前述のようにタイヤはピレリのワンメイクとなるため、全マシンにピレリのロゴが掲示され、ウィンドウバナー(いわゆるハチマキ)のデザインも異なっており、SUPER GTシリーズで見るのとは異なる印象だ。

24日(金)の公式フリー走行は2回行われ、34号車Modulo KENWOOD NSX GT3は17番手。ナイトセッションとなる2回目では13番手タイムを記録した。

翌25日(土)に行われた予選、Q1セッションでは3人のドライバーがそれぞれ走行。その3名のベストタイムを合算し、上位20位までが予選Q2のPole Shootoutに進出することになる(今回、Q2への進出台数は24台に変更となった)。

34号車Modulo KENWOOD NSX GT3は6分13秒284のタイムとなり、18番手でQ2へ進出。小暮選手がQ2を担当したものの、アタック中にデグナーでコースオフ。23番グリッドからのスタートとなった。

決勝は好天に恵まれ、雨の心配はまったくない一日となった。午前8時のウォームアップ走行から気温30度を超え路面温度も40度を超えるなど、厳しいコンディションでのレースが予想された。

そして迎えた午前10時、フォーメーションラップがスタート。その1周の後、10時間のレースはスタートした。スタートドライバーを担当したのは大津選手。大きな混乱もなく、無事にスタートを決めたものの、6周目に他車と接触してドライビングスルーペナルティを課せられてしまう。

その後は淡々と走行を重ねていく34号車Modulo KENWOOD NSX GT3だが、マシンにトラブルが発生。ガス欠状況に陥る燃料系のトラブルが発生しており、マージンをみて、早めのピットインを繰り返さざるを得ない状況となってしまう。

今回の鈴鹿10Hでは、各ドライバーの連続走行時間が65分までと規定されており、かつピットストップにおける最低作業時間も定められている。そのため短い周回数でのピットインを繰り返さざるを得なくなった34号車Modulo KENWOOD NSX GT3は、他チームよりも多めのピット回数を強いられたものの、安定した走行を重ね21位でフィニッシュした。

今回、鈴鹿サーキットで取材を行うメディア関係者が注目しているチームとして、投票で決められる賞が新しく設けられたが、そのメディア賞が、34号車Modulo KENWOOD NSX GT3を走らせるModulo Drago CORSEに贈られている。

(photo&text:Yoshiaki AOYAMA 青山義明)