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2018 SUPER GT応援感謝ファンミーティングが開催


2018年のSUPER GTにおいて、GT500クラス・シリーズチャンピオンを獲得したチーム国光(#100 RAYBRIG NSX-GT)を祝うファン感謝イベント「2018 SUPER GT応援感謝ファンミーティング」が、東京・青山にあるホンダウエルカムプラザ青山にて2018年11月26日(月)に開催された。会場となったホンダウエルカムプラザ青山には、100号車RAYBRIG NSX-GTも持ち込まれた。

今シーズンのチーム国光は、2010年に同チームからSUPER GT・GT500クラスにデビューし、途中に2年間の移籍を挟んで在籍7年目となる山本尚貴選手と、元F1ワールドチャンピオン(2009年)のジェンソン・バトン選手がコンビを組んで参戦。

開幕戦から2位表彰台を獲得すると、第3戦鈴鹿でも2位、そして第6戦菅生で2015年以来の優勝を果たした。さらに最終戦の第8戦もてぎでも3位表彰台を獲得し、ドライバー&チームタイトルを獲得した。

チーム国光は、SUPER GTシリーズが全日本GT選手権(JGTC)としてスタートした1994年当初から参戦を開始してきたが、シリーズタイトルを獲得したのは、今回が初めて。バトン選手にとってはフル参戦デビューイヤーで初タイトル獲得。そして山本選手にとってもSUPER GT初タイトルとなった。山本選手はスーパーフォーミュラも制しており、国内最高峰タイトルを2つ獲得したことになる。

このファンミーティングに先立ち、一部メディアにむけて、両選手への記者会見の時間が設けられた。その詳細は次号ホンダスタイル (12月20日発売)にて詳しくレポートするが、その一部を紹介しよう。

–最終戦から約2週間が経ち、チャンピオンの実感は?
JB:山本選手もそうだと思うけど、最近忙しくて、いろんな方からおめでとうの言葉もいただき特別な気持ちです。これからさまざまな年間表彰式に出席していけば、今シーズンをじっくりと思い出していけるんだろうと思う。でもこの2週間はレースが楽しいと改めて感じられる時間でした。

–シーズンを通して初挑戦となったSUPER GTシリーズについて
JB:F1を極めても、SUPER GTはすごく難しかった。ただドライブするだけでなく、他にも考えなければいけないことがたくさんあるカテゴリー。最終戦までいろんなことを学んだ。でも素晴らしいチーム、そしてベテランの山本選手と一緒にレースができて、素晴らしい経験になったし、学ぶこともたくさんあった。大変な時もあったがその時間も楽しむことができたシーズンでした。

JB:SUPER GTはチームメイトのために自分の力を発揮しないといけない場面も多かったので、プレッシャーもあった。しかし今までそういうレースはしてこなかったので、自分のキャリアの中で新しい変化となりました。

山本尚貴選手もGT初タイトルとなったのだが、F1アブダビGP訪問からの帰国直後の会見ということで、F1についての質問が飛ぶ。

山本:アブダビへは(弾丸ツアーだったが)行ってよかったなと思っています。やっぱりF1を目指したいなという気持ちにさせてくれる夢があの世界には詰まっていたと感じます。レーシングドライバーであれば一度は憧れると思いますし、僕はそれを憧れに小さいころからがんばってきました。今年は何かの縁かもしれませんが、バトン選手と組むということで、F1を身近に感じる一年でもありました。結果を残すことができ、可能性が低いのはわかっていますが、自分の中から少し距離を置いていたF1が、また身近に思えた貴重な時間でした。なかなか夢は捨てきれないんだな、と思いました。

今シーズンにSUPER GTとスーパーフォーミュラでダブルタイトルを獲得したことで、山本尚貴選手はF1参戦に必要なスーパーライセンス(ドライバーライセンス)取得に必要な40点のライセンスポイントをクリアしており、F1挑戦への道が拓けている。

山本:ポイントがあるからF1ドライバーになれるかというとそういうわけでもありません。ただし現在、ほかにポイントを獲得しているドライバーがいないというのも事実。ホンダさんからも、F1に対する気持ちはどうなんだという話はあったんです。家族、ポジション、環境をちゃんと汲み取ってくれて、まず僕の意思を確認してくださったことにものすごく感謝しています。今回のアブダビも、あくまでも僕の気持ちを尊重してくれたうえで協力的に動いていただいたところもあるので、可能性が限りなくゼロに近いかもしれないけれど、夢をもって過ごせる今の時間はものすごく幸せに感じています。

これに関し、バトン選手も力強くエールを送った。

JB:チャンスがあったら絶対に乗るべきだと思う。たとえ今置かれている状況に満足していても、誰にでもチャンスがあるわけではない。近年は乗るチャンスが少なくなってきている。だからもしそこにチャンスがあるのなら絶対にトライするべきだ。トライしてネガティブなことは一切ないと思う。スーパーフォーミュラで活躍したんだから、F1でそれを証明するべきだと僕は思っている」

ファンミーティングのトークショーは、山本尚貴選手とジェンソン・バトン選手、そしてチーム国光の高橋国光総監督を迎え、レース実況アナウンサーのピエール北川さんの司会で開催。平日の開催にも関わらず、会場に予定されていた120の座席はすでに埋まっており、立ち見も出るほど。トークショーは予定を20分もオーバーして終了。最後にはフォトセッション、そして抽選会も行われるなど大盛り上がりとなった。

(photo&text:Yoshiaki AOYAMA 青山義明)