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2018年最後の「Modulo&Modulo X体験試乗会」が開催

ホンダ車の純正アクセサリーを開発・販売するホンダアクセスが展開するスポーツブランド「Modulo(モデューロ)」は、エアロパーツやホイール、サスペンションなど多彩なラインナップを展開している。近年では工場の生産ラインで装着できるという自動車メーカー系列の利点を生かし、車両全体をトータルで仕立てたコンプリートカー「Modulo X」シリーズを開発している。

試乗車はコース毎に合わせて用意され、一般路はステップワゴンModulo XおよびフリードModulo Xをベース車両と比較試乗。そのほかジェイド、ヴェゼル、S660のModuloパーツ装着車も用意された

そのModuloが提唱するのが、「四輪で舵を切る」というコンセプトに基づいた上質な走りである。スポーツパーツを装着して限界を引き上げるだけではなく、操舵感や乗り心地、またシート素材など触感だけでなく見た目にもこだわり抜いた独自の世界をもっと知ってもらおうと、『Modulo&Modulo X体験試乗会』が2018年11月23日(祝)、ツインリンクもてぎにて開催された。

一般道の試乗へと出発する、ジェイドRSのModulo用品装着車両

事前の申し込みから抽選で選ばれた参加者は2つのグループに分かれ、ミニバン系車種は一般公道およびサーキット内外周路、そしてS660は広大な第2アクティブセーフティパークの特設コースにて参加者が実際にステアリングを握り、Moduloの世界を体感した。

人気のエアロバンパーやボルドーのソフトトップ、トップキャリアなどのModulo用品を装着したS660


ステップワゴンModulo XやフリードModulo Xは、ツインリンクもてぎ周辺に設定された往復20分の試乗コースを走行。ベース車両と同じコースを比較試乗することで、より明らかに感じられた違いには、多くの参加者から感嘆の声が聞かれた。

スポーツカーコースの参加者は、ツインリンクもてぎ内の外周路を用い、ステップワゴンModulo XやフリードModulo Xを試乗。助手席にはレーシングドライバーの道上 龍選手、大津弘樹選手が乗り込み、車両説明やドライビングレクチャーを行った。プロドライバーが指摘するステアリング操作や運転時の目線は、一般公道の運転においても大切な項目といえる。

第2アクティブセーフティパークにパイロンで試乗コースを設置。高速コーナーからの切り返しやスラローム、そして道幅が狭くなるコースでS660 Modulo Xの走りを楽しめた。土屋圭市氏や中野信治選手らが、参加者の走る様子を外から評価しアドバイスを行った。


Modulo開発アドバイザーの土屋圭市氏、そしてレーシングドライバーの中野信治選手、道上 龍選手、大津弘樹選手が運転するS660 Modulo X/S660 Moduloパーツ装着車の助手席でその運動性を体験できるプログラムも! パイロンで設置された特設コースを、ギリギリのクリアランスで走り抜けていく様子はさすがレーシングドライバー! 体験した来場者からも『軽自動車の走りじゃない!』『自分が運転したときと全然違う!』と大好評だった。

ランチタイムには土屋圭市氏、中野信治選手、道上 龍選手、大津弘樹選手が参加してのトークショーが行われた。終幕したばかりのSUPER GTや、見事にシリーズチャンピオンを獲得したスーパー耐久のウラ話から、こだわりの職人揃いというModuloの開発ストーリーに来場者は真剣に耳を傾けていた。

そして充実したトークショーのあとにはサイン会も行われ、特製のクリアファイルやステッカーが参加者に配られた。実際にステアリングを握っての試乗や助手席体験、またトークショーで披露された開発エピソードなど、参加者にとってはホンダアクセスが展開するスポーツブランド「Modulo」を深く理解できた1日となった。

2018年、全国各所で開催された『Modulo&Modulo X体験試乗会』。すでにステップワゴン・ハイブリッドModulo Xといった新型車両が発表されているほか、2019年1月の東京オートサロンでは「VEZEL TOURING Modulo X concept」の発表も予定されているだけに、今後の開催にもぜひ期待したいところだ。

(photo&text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)