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【NOC23】安全装備は製造時期を必ずチェック。サーキット走行時のヘルメットを新調!

2014年より開催されている「N-ONEオーナーズカップ(NOC)」は、ナンバー付き車輌のN-ONEで争われるワンメイクレース。ナンバー付きの軽自動車で楽しめるワンメイクレースということで、2019年で6年目のシーズンを迎えたけれど、参戦台数は上昇を続けている。

そんなNOCの2019年シリーズ・第13戦オートポリスに、本誌ホンダスタイル号が久しぶりにエントリー。ドライバーは編集長の僕だけど、なんせレースは約1年ぶり。昨年2018年にオートポリスを走って以来の参戦だから、まずは周囲に迷惑をかけずに楽しく走ろうと誓ったのでした。

約1年ぶりのNOC参戦とあって、まずはリハビリを兼ねてインターネットで他ドライバーのオンボード映像を見てイメージトレーニング。そしてもうひとつ重要なのが、車両だけでなくドライバー装備品の再確認です。ナンバー付き軽自動車で行われるNOCは、JAF公認レースゆえ安全装備は一切の妥協はありません。

FIA規格のレーシングスーツ、グローブ、シューズのほか、バラクラバス(フェイスマスク)や上下アンダーウェア、ソックスなどのレーシングギア一式の着用が義務付けられます。もちろんヘルメットやHANSなどのFHRシステムも必須です。

そしてヘルメットに関しては、JAFの国内競技車両規則 第4編 付則において有効期限が決められており、製造後10年が経過したものを使用することはできません。今回の僕はギリギリセーフではありましたが、安全を考える上でいつかは買い換えるモノだし、気分を一新するためにも新しいヘルメットを準備することにしました。

四輪用ヘルメットにおいて、圧倒的なシェアを誇るのはご存知アライ。僕が以前に使用していたのも、アライのGP-5Wでした。そして多くの人が悩むのは、「GP-6S」と「GP-5W」ではどちらがいい?ってことじゃないでしょうか。

定価はどちらも同じ5万6000円で、いかにも4輪用って感じで開口部が狭くカッコいいのは「GP-6S」のほう。いっぽうの「GP-5W」は二輪用ヘルメットのように開口部が上下に大きく設けられているほか、オプションで内装の頬パッドを調整することもできます。

どうせ新しいヘルメットにするなら、GP-5Wではなく6Sのほうがいいかな…。でも5Wは慣れているしな…。などと悩んだあげく、僕が選んだのはGP-5Wのほうでした。というのも僕は視力が悪くてメガネユーザーであることもあり、視界の広さが欲しかったことと、頬パッドをちょっと調整しないとこめかみのあたりが痛くなってしまうんですよね。

それでこれまで愛用していた先代規格のGP-5Wから、現行のGP-5W 8859へと買い換えることにしました。もちろんHANSを装着するため、別売のヘルメットアンカーも同時購入です。

現行のGP-5W 8859は、2015年に登場した新規格モデル。全体のフォルムは見慣れたアライ伝統のシルエットですが、最新のスネルSA規格をクリアしており、別売のヘルメットアンカーが取り付け可能なM6ターミナルを標準装備しています。

到着したばかりのピカピカの帽体を撫でながら被ってみると、フィッティングはバッチリ、メガネを着用しても視界は広々。これならコースの隅々まで見られるしレースも楽しみだ〜!!

…なんて意気込んでいたのですが、レースはやはり現実を思い知らされる結果となりました。

予選前日に行われた専有走行では『まずまず(自称)』だったのに、予選が始まってみたら周囲の速さに唖然……。終始バックミラーで速い車輌を確認しながらの走行で、予選は38位のブービー賞。すぐ後ろは最終コーナーで、もちろんスタートシグナルは見えませんでした。

気温16度とポカポカ陽気のなか行われた決勝レースでは、ひとつ前のマシンを抜くことができずにフィニッシュ。前方で2台がコースアウトとしたため36位となりました。悔しいけれど本当に楽しかった!

クルマはもちろんですが、レーシングギアを一新すると気分はいいし、身も引き締まります。それにレース中も、良い意味で無理をしなくなった気がします。趣味としてサーキット走行を楽しむアマチュアですから、タイムアップはもちろん大事だけれど、大切な愛車を壊さない範囲で楽しみたいもの。

サーキットを走行する際にヘルメットを着用することは安全上当然ですが、レースではなくサーキット走行会などでは「4輪用」とまでは指定していない場合もあります。けれど2輪用と4輪用では、帽体だけでなく内装も4輪用は難燃性素材を使用するなど違いがあります。なによりHANS装着用アンカーを備えるのは4輪用ヘルメットならでは。

楽しく安全にサーキット走行を楽しむなら、絶対に4輪用ヘルメットを選ぶべきだと思います。僕もGP-5W 8859で、2020年はたくさん走りたいと思います!

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)

取材協力:アライヘルメット(tel:048-645-3661) www.arai.co.jp

N-ONEオーナーズカップ公式ホームページ   www.n-one-owners-cup.jp