【K20A】最高出力40PS以上アップ! FD2型シビック タイプR用K20Aの2150仕様コンプリートエンジンが登場!!
モータースポーツシーンでの活躍や、高品質のチューニングパーツメーカーとしても知られる戸田レーシングから、K20A型をベースとしたレース用コンプリートエンジンが発売される。K20Aといえばシビックやインテグラ、アコードなど様々なモデルに搭載された名機だが、今回はFD2型シビック タイプR用のK20A 型エンジンが対象となる。

FD2型は、歴代シビック タイプRでは唯一のセダンボディを採用したモデル。同じくK20A型エンジンを搭載するDC5型インテグラ タイプRに比べてひとまわり大きなボディサイズを持つが、サーキットのラップタイムにおいてはDC5型を上回ることを目指して開発された。
日本国内はセダンのみの設定となったFD型シビックをベースに、ボディ剛性や脚まわりが徹底的に強化されるとともに、先代シビック タイプR(EP3型)そしてDC5型インテグラ タイプRに続いての採用となる、K20A型i-VTECエンジンにもさらなるチューニングが施され、最高出力は225PS/8000rpmに達した。
そんなFD2型シビック タイプRは2010年に販売を終了したものの、自然吸気エンジンを搭載した最期のタイプRであることなどから、近年は日本国内はもちろん海外市場でも絶大な人気を獲得しており、中古車相場も急上昇中。しかし初期モデルであれば2007年の発売から20年近くが経過しており、走行距離が延びてエンジンOH時期を迎えている車両も増えてきている。

そこで戸田レーシングでは、リフレッシュとモアパワー獲得を両立させたワンランク上のレース用K20A型エンジンを開発した。『K20A(FD2)2150コンプリートエンジン』と名付けられたこのユニットは、FD2型シビック タイプR専用で、かつ公道使用を前提としないレース仕様。エンジン単体での販売となり、新品組み立てベースと、ユーザーが所有する持ち込みエンジンベースの2種類が設定される。
ノーマルのK20A型エンジンのボア×ストロークは86.0×86.0mmで、排気量は1998cc。これを90.7mmまでストロークアップし、新品組み立てベースの場合はボア86.0mmのまま2107ccへとアップ。中古持ち込みベースの場合は、ボア86.5mm×ストローク90.7mmで2132ccまで排気量を拡大する。
圧縮比は12.5または12.6というハイコンプピストン、ハイカムなど戸田レーシング製のチューニングパーツを多数組み込み、同時にビッグバルブ化してレース用のシートカットを施すことで、吸入効率の向上を実現。全域のトルクアップに貢献する吸気可変バルタイ機構(VTC)も使用角度を制限することで併用可能とし、FD2型シビック タイプRならではのスポーツVTEC+VTCの恩恵を可能な限り活かす仕様に仕立てている。


『K20A(FD2)2150コンプリートエンジン』の最高出力は、新品組み立てベース/中古エンジンの持ち込みベースいずれもノーマルに比べて40PS以上向上、最大トルクも4kg-m以上のアップを達成。また許容最大回転数は8500rpmとオーバーレブ特性にも優れており、モータースポーツシーンでは重宝することだろう。
コンプリート限定特典として、シリアルナンバープレートや専用フィラーキャップも装着され、所有感を高めてくれる仕上がりが嬉しい。また、圧縮比変更やハイカムのタイプ変更といった個別オーダーにも対応可能なので、オーナーの走るステージや搭載車両の仕様にあわせてオーダーメイド色の強いエンジンに仕立てることも可能となっている。
価格は新品組み立てベースが308万円、中古エンジンの持ち込みベースが220万円となる。
(TEXT:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)
http://www.toda-racing.co.jp