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テキサス州で新しいバーベキュー・プレイスを発見!

テキサスといえばバーベキュー……と、去年はダラスの有名店「ピカンロッジ」を紹介したけれど、今年は州都オースティンでのインディカー・レース初開催ということで、こちらにもトライしてみた。

2月に合同テスト取材で一度来てたオースティン。この時に肉好きライター仲間に教えてもらって(いつもありがとー)食べたバーベキューが、「ダラスよりオイシイかも……」と感じたぐらい良かった。お店の名前は「テリー・ブラックス」という。

駐車場の奥の小屋の中で、毎日バーベキューが大量に作られている。低温でじっくり長時間かけて焼くから肉が柔らかいという話

テキサス州の州都ってダラスかヒューストンと思ってたら、オースティンなんだね。人口をチェックしたら、トップはヒューストンで、2位がダラス。やっぱり。しかも、隣り同士でくっついちゃってるようなダラスとフォート・ワースはそれぞれ別扱い。合わせれば当然、ヒューストンを超えてナンバーワン。あの街は見るからにデカイもん。

3位がオースティンなんだろうな……と思ったら違ってて、サン・アントニオでした。オースティンのすぐ南、今話題のメキシコ国境に近い方です。オースティンはその次の4位。カリフォルニアの州都がロス・アンジェレスでもサン・フランシスコでもなくサクラメント……なのと結構いい勝負の意外っぷりじゃないでしょうか。

活気ある店内。手前の体格のいい旦那はコルトン・ハータ(この次の日に彼は最年少ウィナーに!)の帽子を着用。目利きのいいレース・ファンは食の情報ルートも上々ってことらしい!?

都市部の南側、コロラド川沿いの住宅街的なところにあるんですよ、この店は。大きな公園の前にあって、結構なサイズのパーキングを持っているのに、これが到着したら満員。夜7時頃じゃ仕方ないか。そのタイミングで混んでない店ならオイシくないってことでもあろうし。ダラス同様、店内に入れずの長蛇の列あり。

最後尾にいた女性に「地元の方? コレでどんぐらい待つのかな?」と聞いたら、「そんなに長くはならないはずよ」と可愛い笑顔で答えてくれたので、並ぶことに。クルマを停めて合流して来た彼氏も、「ここがオースティンのベストさ。よく見つけたね」と言ってくれた。

バーベキュー屋はオイシイ肉から売り切れてっちゃうので、列が長いと心配になる。この日は『今日はビーフをたくさん作っててくれますように!』と祈りつつ、オーダーするカウンターに到着するのを待つ……こと50分。「そんなに長くない」と思えるギリギリの時間で、目当ての肉に辿り着けた印象だった。

オーダーの順番が来るまでに飲み物を選び、飲み始めちゃうことも可能な賢いシステム

それにしても、並んでる間にドリンクを頼め、飲み始めちゃってていいシステムは嬉しい! 外に並んでる時点で飲み物用窓口があって、そこはオーダーも終わって食べ出してから追加で飲み物が欲しくなった時にも利用が可能。並んでる列は、窓口を通過した後もワインのラックや、氷でビールやソーダ類を冷やしてる大きなケースの横をくねくね通って行く。

ビールもワインはローカルのも含めてセレクション多し。2人で行ったので、肉は骨つきのまま焼いたビーフ、ポークのリブ、ソーセージの三種類をオーダーできた。

冒頭の写真のスタッフがが手際良く選んだ肉を切り分けてくれて、お会計となる。相棒君のトレーには骨つきビーフとピラフ。お供はモデロ=メキシコのビール(黒もアリ)。私はポーク・リブと奥にソーセージをチョイスした。

サイドはマック(マカロニ)・アンド・チーズ。こっちを頼み過ぎちゃうとメインの肉が食べ切れなくなる……と毎度反省させられる事態を今回は避けることに成功。白い食パンは無料だしね。飲み物はカリフォルニアの名ワイナリー=ロバート・モンダビのキャベルネ・ソービニョン。これを二人でシェアした。

骨からさっと取れる肉はジューシーでホントに柔らかで、ソーセージはフレーバーと歯応えがたまらない! 毎年恒例になりそうな店が、また一軒できた。

(text:Hiko AMANO 天野雅彦)
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