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【S-GT】いつ売るの!? ホンダブースにVEZEL Modulo X conceptが登場

国内モータースポーツにおける初夏の風物詩といえば、SUPER GT第2戦(富士)。毎年多くの観客を集めるこのビッグイベントが、今年も5月3-4日に開催された。

SUPER GTではレースだけでなく、イベントエリアの展示ブースも見逃せない内容となっているが、第2戦のホンダブースには「2019東京オートサロン」で注目を集めた、VEZEL(ヴェゼル)Modulo X conceptが展示され、多くの来場者から注目を集めていた。

ヴェゼルといえば、ホンダが2013年に発売を開始したコンパクトクラスの都市型(アーバン)SUV。手頃なボディサイズやスタイリッシュなフォルム、またハイブリッドモデルに代表される高い経済性などが人気となっている。

登場以来6年目を迎えるロングセラー・モデルだが、2018年には1.5リッター・ターボを搭載する待望のスポーティグレード「ツーリング」が追加され、ラインナップはさらに充実した。

左右二本だしのマフラーが「ツーリング」の証。リアアンダーもModulo X専用だ

そのヴェゼル・ツーリングをベースに、ホンダアクセスが展開するコンプリートカー・ブランド「Modulo X」シリーズの最新作として開発されたのがヴェゼルModulo Xコンセプトだ。

これまでModulo XシリーズはN-BOX(先代)、N-ONE、ステップワゴン、フリード、そしてS660という5モデルが販売されてきたが、いよいよシリーズ初となるSUVの発売までカウントダウンが始まった模様だ。

今回、SUPER GT第2戦のホンダブースに展示された車両は、2019年初頭の東京オートサロンで展示された車両そのもの。車名にはコンセプトと付けられているが、ほぼ生産型と同内容といっていい。外観ではヴェゼル・ツーリングをベースに専用のフロントバンパーやリアスポイラー、ホイール、サスペンションを装着。そしてミラーやフェンダーモール、サイドスカートなどがブラック仕上げとされている。

ホイールは専用18インチ。タイヤはミシュラン・プライマシー3の225/50R18を履く

インテリアはブラックレザー×シルバーステッチで統一され、シックなイメージを演出。ステアリングやシフトレバーも本革タイプとなる。

フロントシートはほかのModulo Xシリーズ同様、表皮にModuloの刺繍が施されるが、シート本体はヘッドレスト一体式のスポーツタイプを装着。ホンダアクセスがフィット用純正アクセサリーとしてラインナップする、カスタマイズシートと同形状のようだ。

残念ながら詳しい発売時期や車両価格などのアナウンスはなかったが、まもなく正式発表というウワサもあり、今後の動向に注目したい1台だ。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)