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【動画】ジェンソン・バトンがシビック・タイプR[FK8]でマウントパノラマを全開アタック!

2009年のF1シリーズチャンピオンである、2018年からは日本国内のSUPER GTに参戦しているジェンソン・バトン。大の親日家として知られ、日本でも絶大な人気を誇るドライバーだが、現在はホンダのアンバサダーとして世界各地で活動を行っている。

その一環として2018年にヨーロッパの伝説的なサーキットで行われたのが、「Type R Challenge 2018」だ。フランスのマニクール、ベルギーのスパ・フランコルシャン、イギリスのシルバーストン、ポルトガルのエストリル、そしてハンガリーのハンガロリンクといった著名なサーキットを、現行FK8型シビック・タイプRでタイムアタックを行い、多くの記録を打ち立ててきた。

そして2019年、舞台は欧州を飛び出して南半球へ。オーストラリアのバサーストにあるマウントパノラマ・サーキットにて、シビック・タイプRによるタイムアタックが行われた。

マウントパノラマは、毎年10月に開催される「バサースト1000モーターレース」の本拠地として知られているが、レース開催時以外は公道として使用されており、路面的にはストリートコース。全長は6.213kmで23のコーナーを持ち、標高差が174メートルもあるアップダウンの激しいレイアウトが特徴だ。

このマウントパノラマを、ジェンソン・バトンがドライブした動画が公開されている。

バトンがドライブしたのは、2018年モデルのシビック・タイプR。市販モデルそのままの仕様で、2分35秒207をマークした。これはFF市販車として最速の記録となる。

なお、このマウントパノラマを駆け抜けたすべての4輪車のなかで最速の記録を叩き出したのは、2011年に行われたマクラーレンのF1マシンによるタイムアタックで、1分48秒8をマーク。その際のドライバーもジェンソン・バトンが務めていた。

ヨーロッパのサーキット以外で、「Type R Challenge」が行われたのは初めてのこと。マウントパノラマを走ったジェンソン・バトンは、以下のようなコメントを残している。

『マウントパノラマを走れることは、本当に素晴らしい気持ちです。シビック・タイプRは、このような場所で走るには最適なクルマです。生産ラインから送り出されたままの市販状態の車両が、この場所を2分35秒で走ることができるのは素晴らしいことです』

『この素晴らしいクルマが、このマウントパノラマでどのような走りができるかを証明できたと思います。多くのホンダファンにとって、このシビック・タイプRは間違いなくエキサイティングなクルマです』

ヨーロッパを飛び出し、ついに南半球のオーストラリアで行われた「Type R Challenge」。果たしてホンダの地元である鈴鹿サーキットを舞台にタイムアタックが行われる機会はあるのか、今後の動きにも注目していきたい。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)