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『デトロイト・ピザ』はぜひ一度食べてほしい地元の味

日本では「ご当地グルメ」なんて言葉で紹介されるけれど、アメリカにも様々なローカルフードがある。日本でも「シカゴ・ピザ」あたりは有名でしょ? それに対抗したわけじゃないけど、存在するワケですよ、デトロイトにも特徴的なピザが。

シカゴピザはぶ厚い。テーブルに届けられた時点で”絶対無理”と戦意を喪失する。1ピースで満腹。アメリカ人らしい、わかり易いヤリ過ぎ感が満載だ。

四角くて厚目なデトロイトピザ。赤くてスパイシーなソースも特徴。自動車工場で使うパーツ用トレーで焼いたから四角い……というのが通説になっている

いっぽうデトロイト・スタイルは、四角い。丸くない。形から特徴的。こっちも厚いが、シカゴの半分以下で、なんとか常識の範囲内。そして、この厚みが実はポイント。上の方(ソースとかトッピング側)はややふっくらで、底の方はクリスピー。ふたつの食感が楽しめる。

さらにさらに、デトロイトピザの特徴として、仕上げのソース=チョロチョロっとチーズの上に乗っかってる=がある。どんなレシピなのか? 結構スパイシーで、しかもフレーバーがあって、とても良いアクセントになっている。

「ピザ・トゥデイ」というピザ専門誌(そんなものが存在することにも驚くが……)で全米ベスト100に選ばれ、しかもナンバーワンに選出されたこともあるバディーズ。額に入れて飾られてたが、やたらと古そうな写真なのは創業当時のものだから? ベストに選ばれたのは2005年と、意外に最近だ

今回は、デトロイトから北に10マイルちょっと。ウォーレンという街にある『バディーズ』に行ってみた。テラスもある、かなり大きな店。テイクアウト専用エリアもあって、ファストフード店のように注文できる。どうやらデトロイト・ピザ発祥の店なんだそうだ(オリジナルはウォーレン店ではなく他の場所らしいけど)。1946年に創業した当時から、このピザを出してたらしい。

オーダーしたのはバディーズのオリジナル・デトロイトピザで、さらにオリジナル的なペパロニ&マッシュルームをトッピングしたもの。小さいサイズ=4つにカットしてあって、11ドル49セント。今回テイクアウトにしたことで、「箱にピタッと納まるから、四角にしたのは良かったかも」なんて発見もできた。

しかし、なぜ四角になったのか? メニューのお店紹介にもその説明はなかったので調べてみたら、自動車工場で使われてたパーツ用トレー(日本ではバットて呼んでる)で焼いたのが始まり……とあった。ホントかな? なんか後づけのストーリーっぽい。自動車工業で発達した街、デトロイトをプロデュースしたい意図が含まれている……と疑いたくもなる話だ。

テイクアウト用メニュー。サラダやパスタがあるのはわかるが、バーガーやサンドイッチもと幅広い。お薦めピザには”ザ・ヘンリー・フォード”なんて名前もあった。肉がペパロニじゃなく、グラウンドビーフとスモークしたベーコンの二種類で、通常のチーズにブルーチーズもプラス。リッチというか、オーバーカロリー仕様というか……。でも、来年トライしよっかな

今ではデトロイトピザというカテゴリーが確立されてて、バディーズ以外にも四角いピザを出す店はアチコチあると聞いた。しかし元祖争いは勃発していないようだ。どの店でもスパイシーなソースをかけてるのか否かは、現在調査中。

バディーズはデトロイト近郊でチェーン展開していて、10店舗以上ある。驚くのは、今も3店舗ほどが開店準備中というところ。最近、デトロイト・ピザは人気が再燃してるってことらしい。デトロイトへお出かけのときは、ぜひお試しあれ。

(text:Hiko AMANO 天野雅彦)
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