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【動画】北米市場に2020年モデルのCR-Vがデビュー。「アメリカ工場生産」のハイブリッドも北米市場に初登場

ホンダのミドルサイズSUVであるCR-Vは、世界各国の市場で販売されている人気モデルだが、なかでも最大クラスの販売台数を誇るのが北米市場だ。そんなCR-Vにとって地元といえる北米にて、はやくも2020年モデルが発表された。

2020年モデルにおける最大のトピックは、ついに北米市場へCR-Vハイブリッドが導入されること。CR-Vハイブリッドは、北米市場におけるホンダ車初のSUVハイブリッド車であることに加え、インディアナ州の工場にて生産が行われる点も注目される。

今回の北米市場向け2020年モデルCR-Vにおける最大の特徴は、CR-Vハイブリッドの新設定と、ガソリン車のエンジンラインナップの整理だ。ハイブリッド車は基本的に日本市場向け車と同じ、2リッター4気筒にふたつのモーターを組み合わせる。

そしてガソリンエンジン車では、2019年モデルには1.5リッター直噴ターボのほか2.4リッターNAも存在していたが、今回のマイナーチェンジにより消滅。1.5リッター直噴ターボのみとなった。

そのほか車両における変更点としては、ハイブリッド/ガソリンエンジン車に共通で前後バンパーのデザイン変更が行われたほか、全車のホイールデザインも一新。そして安全装備であるホンダセンシングの機能充実などが行われた。

フロントグリルおよびフロントバンパーは形状を変更。バンパー部分はクロームメッキの加飾部分も大型化され、高級感がアップしている。リアのロアバンパー部にも同様の加飾モールが追加された。

ハイブリッドのインテリアは、日本仕様と基本的なデザインは同じ。センターコンソールのドリンクホルダー前方部分は、従来のガソリンエンジン車は小物入れだったが、携帯電話などを置いておけるトレーに変更された。

そして、このトレー部分に携帯電話を置いておくと、非接触式で充電を行うこともできる。

またシート配列は、ハイブリッド車は2列仕様となるのも日本仕様と同様。なお北米仕様車は、ガソリン車も2列シート5人乗員のみの設定となっている。後席は60:40の分割可倒式シートを採用している。

リアシートを倒すと、ラゲッジルームと繋がったフラットなフロアが出現。テールゲートは、ハイブリッドには電動式パワーゲートを標準装備。ガソリンエンジン車は上位グレードのEX-LおよびTouringに標準装備となる。

ハイブリッドを含む北米市場向けCR-Vの全モデルは、インディアナ州グリーンズバーグ工場で行われる。同工場ではハイブリッドセダンのインサイトも生産が行われており、今回、CR-Vハイブリッドの生産を行うにあたって420万ドルもの投資が行われた。

2020年モデルCR-V(ガソリンエンジン車)

オハイオ州ラッセルズ工場でCR-Vハイブリッドの2モーター式パワーユニットを製造し、オハイオ州アンナのエンジン工場で2リッター4気筒エンジンを生産。それらが集約されインディアナ工場で車両の生産が行われる。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)