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サーキット直系のドライカーボン製ボンネットほか、無限からFK8シビック・タイプR用エアロが追加発売!!

無限ブランドのホンダ車用パーツを開発・販売する株式会社M-TECから、FK8型シビック・タイプR用ボディパーツが新たに追加設定され、2020年6月25日より一般オーダーの受付を開始した。

FK8型シビック・タイプRの発表当初より、『More”R”』をコンセプトに、無限のレーシングスピリットやコンセプトモデル「MUGEN RC20GT」から生まれたノウハウを注ぎ込んだパーツをラインナップしていた無限だが、今回はシビック・タイプRの持つ力強いフォルムに磨きをかけ、さらに機能性も高めるエアロパーツが追加設定された。

新たに発表されたのは、2020年初頭に開催された東京オートサロンでも展示されたFK8型シビック・タイプR用カーボンエアロボンネット、カーボンウイングスポイラー、そして素材違いとなるウイングスポイラーの3種類。長年に渡る無限のレース活動で得られた知見をフルに投入したハイスペックな製品となっている。

カーボンエアロボンネットは、裏面にもドライカーボン素材を採用し、ノーマルと同等のインナーリブ形状とすることで十分な強度も確保している

コンピュータ解析を行い、ボンネットの形状やエアアウトレットのサイズおよび位置を決定したドライカーボン製エアロボンネット(100万円/税別)は、サーキットにおいて徹底的な実走テストを重ねて開発。エンジンルーム内の熱を効率的に排出するとともに、他のエアロパーツと組み合わせることでより高い空力性能を発揮する。

先端部には排水穴も設置され、左右のエアアウトレットから侵入した雨水などがエンジンルームに入らない設計とされた。表面はUVカットクリア塗装仕上げで、純正のストライカーに対応する。重量は純正の約9.9kgに対し、約6.0kgまで軽量化を実現する。

同じくコンピュータ解析を行って設計されたウイングスポイラーは、ウイングの「高さ」や「角度」、そして「翼断面形状」に拘ってスペックを決定。カーボンエアロボンネット同様に、サーキットでの実走テストも行って開発された。

このウイングスポイラーはCD値(空気抵抗係数)を上げることなく、CLR値(揚力係数/リア)の向上を実現しているほか、4段階の角度調整によりダウンフォースの調整が可能。

同形状でドライカーボン製(90万円/税別)とグラスファイバー製(27万円/税別)の2タイプが用意されており、ドライカーボン製はUVカットクリア塗装仕上げで、グラスファイバー製は未塗装のゲルコート仕上げとなる。

もちろんLEDテールライトやスポーツエキゾーストシステム、20インチアルミホイール「MDCF」といった従来からの人気パーツも継続してラインナップされる。

今回の新製品は、ドライカーボン製エアロということで価格設定もなかなか強烈な印象だが、『世界最速FF』をターゲットに開発されたFK8型シビック・タイプRのパフォーマンスをさらに引き出すサーキット直系アイテムとして、オーナーには垂涎の製品といえるだろう。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)