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【GT300】第2戦の決勝は前走車をゴボウ抜き! 34号車Modulo KENWOOD NSX GT3は7位フィニッシュ【動画】

開幕戦では予選17位ながら、決勝レースでは追い上げて8位フィニッシュを果たした34号車Modulo KENWOOD NSX GT3。日本における初レースとなったジェイク・パーソンズ選手は後半スティントで安定感ある走りを見せ、道上選手とのコンビネーションも良好の様子。約3週間のインターバルを挟み、同じく富士スピードウェイで開催される第2戦でも活躍が期待された。

参戦3年目を迎えた34号車。メッキタイプのModuloホイールはすっかりおなじみだ

前戦では梅雨らしい気温や霧に悩まされたが、数日前に梅雨明け宣言が出されたばかりの第2戦は真夏を思わせる空。そんななか34号車Modulo KENWOOD NSX GT3は予選から好調を維持し、前戦に続いてQ1を担当した道上選手はBグループの4番手となる1分37秒514を記録。みごとにQ2進出を果たした。

今シーズンもチーム代表とドライバーを兼任する道上 龍選手と、新加入のジェイク・パーソンズ選手

そしてSUPER GTのQ2アタックを初走行となったジェイク・パーソンズ選手だったが、1分37秒643と残念ながらQ1からタイムを伸ばすことができず、11番グリッドから決勝レースに挑むこととなった。

翌日に迎えた決勝レースも、真夏の到来を思わせる日差しのなか行われた。スタートドライバーは道上選手が務め、得意のストレートスピードの高さを活かして序盤からオーバーテイクを連発し、6位まで順位を上げることに成功する。

決勝レースダイジェスト

そして34周目、道上選手はピットイン。ジェイク・パーソンズ選手へとドライバー交代を行う。ふたりの身長差があるため、前戦ではドライバー交代時にステアリングも交換していたが、今回も同様の手順マシンを繋いだ。レース後半スティントを担当したパーソンズ選手は、前戦に続いてステディな走りを見せ、みごと7位入賞を果たした。

道上選手からパーソンズ選手へドライバー交代。マシンを降りた道上選手(左)の手には外したステアリングが見える

今回、34号車Modulo KENWOOD NSX GT3はほぼノートラブルのレースを展開し、2戦連続入賞となる7位でチェッカーフラッグを受けた。決勝レースにおける安定感を活かすべく、あとはスタートポジションをひとつでも上に上げること。表彰台への近道は、予選の戦いぶりにあると言える。

次戦の第3戦は、NSX GT3が得意としていた富士スピードウェイから離れ、8月22-23日に富士スピードウェイにて行われる。道上 龍選手とジェイク・パーソンズ選手のコンビネーションはますます深まっており、今季初の表彰台獲得に期待が高まる。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)