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【GT300】なかなか歯車が噛み合わない34号車Modulo KENWOOD NSX GT3、第6戦の鈴鹿はペナルティも重なり27位【動画】

2020年シーズン、2度目のSUPER GT開催となった三重県・鈴鹿サーキット。第3戦が行われた8月22-23日は、まだ真夏の日差しを感じさせたが、今回の10月24-25日はすっかり秋の気配のなか行われた。

GT300クラスに参戦する34号車Modulo KENWOOD NSX GT3は、今季ここまで決勝レースでは速さを見せるものの、予選ではセットアップに苦しみ、決勝レースを後方グリッドからスタートするケースが続いていた。しかし今回、予選に先立って行われるフリー走行では道上 龍選手が全体の3番手タイムとなる1分57秒560を記録するなど、好調ぶりを予感させた。

予選Q1は、ジェイク・パーソンズ選手が担当。2グループに分けて行われたQ1で、Aグループとなった34号車は、ジェイク・パーソンズ選手が1分57秒682を記録。しかしライバル車両たちはフリー走行から大きくタイムを上げ、残念ながらQ1を突破することはできず。17番グリッドから決勝レースに挑むこととなった。

迎えた決勝レース、天候は晴れ。スタートドライバーは道上選手。17番手からじっくりと上位進出を窺うレースをしていたが、なんと1周目にライバルマシンと接触。この接触行為がペナルティ相当と判断され、道上選手にドライブスルーペナルティが出された。

その後、ジェイク・パーソンズ選手へのドライバー交代を行ったが、これがセーフティカー出動中のピットインであったため60秒のピットストップペナルティが出され、順位を大きく下げる結果となってしまった。

2度のペナルティが影響し、苦しいレースとなってしまった64号車だったが、チームに貴重なデータを持ち帰るべく力走を続け、27位でフィニッシュ。GT300クラスのトップから1周遅れではあったが、決勝レース中のベストラップは2分00秒553と上位マシンに遜色ないスピードを記録しており、歯車さえ噛み合えば…と上位進出の期待が高まる。

次戦の第7戦は、11月7-8日に栃木県・ツインリンクもてぎで行われる。今シーズン2度目の開催となるが、約2ヶ月前となる前回の第4戦では10位だっただけに、チームとして今季初表彰台を期待したい。

(text:HondaStyle magazine)