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【NOC】MUGEN製鍛造アルミホイール「FR8」に、N-ONEオーナーズカップ参戦可能なサイズが新登場【M-TEC】

ナンバー付き軽自動車によって争われる、人気のワンメイクレースシリーズが『N-ONEオーナーズカップ(NOC)』だ。2014年に開催された同シリーズは年々参加台数が増加し、近年では50台もの参戦台数が集まることも多い。さらに2021年からは新型N-ONE(JG3型)での参戦も可能となったことで、今後もますます賑わいを見せることが予想される。

ゼッケン01は、NOCを主催するM-TECの車両。ベースとなっているは今季から登場した新型N-ONE RS(CVT)だ

そんな新旧N-ONEのワンメイクで争われるNOCは、レース参戦にあたって変更・使用できるパーツも厳格に定められているが、タイヤサイズは155/65R14または165/55R15のいずれかで4本を統一することと規定されている。組み合わせるホイールは14〜15インチの4サイズから選択して使用可能となっているが、事実上、15×5J +45の一択という状況だ。

好評発売中の鍛造アルミホイール「FR8」。新型N-ONE推奨サイズは15×5.5J +45、価格は6万6000円(1本)

無限ブランドの製品を開発・販売するM-TECは、新型N-ONEの発表に合わせて新作の鍛造アルミホイール「FR8」を発表していたが、じつは本製品を使用してNOCに参戦することができなかった。それはFR8の設定サイズが【15×5.5J +45】のみであったためだ。

というのも、この15×5.5J +45はホンダの軽オープン2シーター・S660のフロント用と同サイズ。言い換えれば、スポーツモデルに最適な高剛性と軽量性を実現したホイールとなるわけで、NOCに参戦するドライバーからも、設定サイズ拡大の要望は少なくなかった。

NOCにて使用可能となる15×5J +45サイズの「FR8」。リム部にはMUGENそしてFORGEDの文字が刻まれる

そんななか、2021年のNOC第2戦(富士)のパドックにて、NOC運営事務局の車両である01号車の足元に、FR8が装着されているのを発見。もちろんNOCのレギュレーションに合致した15×5J +45サイズで、M-TECのスタッフによると、今後は一般ユーザーも含めて市販予定とのこと。

NOCでは前後同サイズのタイヤ&ホイールの装着が義務付けられる。タイヤ銘柄の指定はないが、ECOタイヤのみ使用可能

デザインはすでに販売されているFR8と同様だが、カラーは専用のマットブラックとされ、遠くからでもNOC対応サイズとわかる。そしてNOC参戦ドライバーに向けて製品価格を少しでも抑えるべく、センターキャップレスの設定となるようだ。

事務局車両のボンネットに貼られた「Honda DRIVER’S Challenge」のロゴ。NOCやスポーツ&エコプログラムなど、ホンダとM-TECが展開するドライビングプログラムの総称だ

NOC対応サイズとなるFR8の発売時期や価格については、今後に発表されるとのこと。新旧N-ONEのNOC参戦車両はもちろん、N-BOXやN-BOX/、N-WGNなど、多くのホンダ軽自動車においてストリートでの存在感を高めてくれることは間違いないだけに、今後の展開に注目したい。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)

M-TEC 無限(TEL:048-462-3131)
www.mugen-power.com