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【GT500】2年ぶりの500kmレースとなった第2戦。64号車Modulo NSX-GTは10位でチェッカー、ポイントを獲得

2021年のSUPER GT、第2戦は富士スピードウェイにて行われた。例年であればゴールデンウィークの恒例イベントという印象の第2戦だが、昨年は新型コロナウイルスの影響で大幅な日程変更となったため、ゴールデンウィークの時期に開催されるのは2年ぶりとなる。

予選・決勝の2日間とも富士山がくっきり顔を出すほどの快晴に恵まれ、予選からライバルとの激しい争いが展開される。64号車Modulo NSX-GTの予選Q1を担当したのは伊沢拓也選手で、1分27秒555を記録。

64号車Modulo NSX-GTは、8号車、16号車に続くホンダ勢では3番手のタイムをマークしたが、開幕戦に続いてトヨタ勢の速さが目立ち、総合では10番手。トップとは0.379差という僅差だったが、残念ながらQ2進出は果たせず。翌日の決勝レースは、10番手グリッドからスタートすることとなった。

コース上でグリッドボードを持つModuloスマイルの瀬谷ひかるちゃん。今季のコスチュームは、なんと自身もデザインに関わったんだとか

迎えた決勝レース当日も、空は初夏を思わせる快晴。暖かな日差しに恵まれた。今回の第2戦は500km(110周)の距離で争われ、どのチームも最低2回のドライバー交代が義務付けられる。

64号車Modulo NSX-GTは、開幕戦とはオーダーを入れ替え、スタートドライバーは大津選手。中盤の第2スティントを伊沢選手が担当し、再び大津選手に交代してチェッカーを目指す。

10番手グリッドからスタートした大津選手は、タイヤが暖まりきらなかったか、スタート直後の1コーナーでオーバーラン。14番手でポジションを下げてしまい、オープニングラップを終える。しかし3周目に入ったところでライバル車両のマシンにアクシデントが発生し、早くも最初のセーフティカーが導入される。

7周目にレースが再開されると、13番手を走行していた大津選手は徐々に前方との差を詰めて、26周目の1コーナーで1台をパスし12番手に浮上する。

やがて30周が過ぎると、最初のピットインを行なうチームが現れる。大津選手は比較的長めに走行を続け、8番手まで順位を上げる。するとコース上にライバル車両の外れたタイヤが転がるアクシデントが発生し、FCY(フルコースイエロー)が導入される。

そのFCYが解除されるタイミングで大津選手はピットイン。伊沢選手へと交代し、11番手でコースに復帰する。中盤は大きなアクシデントはなく、48周目にコース上の落下物を回収するため再びFCYが導入されたのみで、折り返しとなる55周が終了した。

伊沢選手は安定した走行を続けながら、2回目のピットインのタイミングを迎える。そしてタイヤ交換と給油を行ない、大津選手へとドライバーチェンジ。大津選手も落ち着いた走行を見せるが、チェッカーまで残り10数周となったところで、この日3度目となるFCYが導入された。

上位を中心にサーキットの各所で激しいバトルが展開されるなか、残り5周というところでライバル車両がペナルティを受けたため、大津選手は最後にひとつポジションを上げ、10位でチェッカー。今シーズン初のポイントとなる1ポイントを獲得した。


中嶋 悟 総監督コメント
「スタートの失敗がしばらく尾を引いたかたちになりましたが、最終的には今シーズン初ポイント獲得となりました。安定したタイムを刻めるようになり、タイヤもよくなっていると感じているので次回以降がさらに楽しみです。長いレースでしたが、最後までご声援をいただき、ありがとうございました。次戦もよろしくお願いいたします」


伊沢拓也選手コメント
「500kmという長いレースの中で、いろいろな出来事がありましたが、そういった戦いの中で貴重な1ポイントを手に入れることができました。昨年のレースを考えれば僕たちとしては大きくレベルアップした1戦だと感じています。この調子で次戦以降、さらに上を目指していきたいです。次戦の鈴鹿はもちろん僕たち自身期待しているラウンドですが、敵もレベルアップしてくると思うので昨年のようにはいかないかもしれません。ただ僕たちにとってチャンスのあるレースであることは間違いないので、いい結果を目指したいと思います」


大津弘樹選手コメント
「スタート直後にうまくペースを上げられず、順位を下げてしまいました。そこを対処できていればもっといい順位で序盤を戦えたので、もったいないミスをしてしまったと感じています。その後も前のクルマに引っかかってしまい、第1スティントでは何とか前に出られたものの、最終結果としてはまた順位が入れ替わってしまったので、非常に悔しいです。ただ昨年に比べると、苦手な富士できちんとレースを戦えたということで、前進していることを感じられました。次戦の鈴鹿は昨年ポールポジションを獲ることができているので、それを狙っていきたいです。レースでも今回良かった部分をさらに伸ばして、まずは表彰台を狙いたいと思っています」

64号車を応援するのは、Moduloスマイルの瀬谷ひかるちゃん(左)と、KENWOODレディの結城みいちゃん(右)

次戦・第3戦は、5月29-30日に鈴鹿サーキットで行われる。ホンダ勢の地元レースとなるうえ、64号車Modulo NSX-GTにとっては昨年のレースでポールポジションを獲得したコース。2年連続でのポール獲得、そして決勝レースでは今季初表彰台に期待がかかる。

(5月11日追記)SUPER GTの主催者であるGTアソシエイション、および株式会社モビリティランドは、5月29-30日に鈴鹿サーキットでの開催が予定されていた第3戦を延期すると発表した。これは新型コロナウイルス感染拡大に伴い、三重県・鈴鹿市に「まん延防止等重点措置」が適用されたことを受けてのもの。代替日程については、追って発表するとしている。

(text:Honda Style magazine)