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【GT500】11番手から上位進出を目指した64号車Modulo NSX-GTだが、レースペースに苦しみ15位でチェッカー

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2022 SUPER GT 第1戦(岡山国際サーキット)
#64 Modulo NSX-GT
予選:11位
決勝:15位
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コンビでの参戦は3年目となる、伊沢拓也選手(左)と大津弘樹選手(右)後列は2022年Moduloスマイルの新 唯(あらた ゆい)さん(左)と、KENWOODレディの結城みいさん(右)

2022年のSUPER GT、開幕戦の舞台は恒例の岡山国際サーキット。今年はホンダ勢のNSX-GTが新型エアロを装着、日産陣営はマシンをGT-RからZへと変更するなど、精力図が大きく変化すると予想されたが、4月16日に行われた予選では、トヨタ勢のGRスープラが躍動。フロントローを独占する結果となった。

ホンダ陣営は100号車が3番手となったほかは、8号車が10位、64号車Modulo NSX-GTが11位、そして12位には17号車が続き、16号車が15番手と、決勝レースでは後方からの追い上げが期待された。

前日の土曜日と同様、決勝日の空も雲ひとつない青空が広がった。予選中は悩まされた風もやや弱まり、気温は23度と暖かさも感じられるなか、定刻の14時ちょうどに決勝レースがスタートした。

64号車は伊沢選手が前半スティントを担当。後方には3号車、37号車、そして16号車が続く

2周のフォーメーションラップののち、グリーンシグナルとともにGT500クラスのレースがスタート。11番手から決勝レースに挑んだ64号車Modulo NSX-GTは、伊沢拓也選手がスタートドライバーを務めた。ポイント獲得を目指し、序盤からペースを上げて行きたかった伊沢選手だが、思うように順位を上げられず苦しい展開。

開幕戦のレース距離は82周。各チームのドライバーはレース距離の1/3以上を走行しなくてはならないため、この最低義務周回数は超えた30周目には、ピットインを行うチームが現れ始める。64号車Modulo NSX-GTも他チームと同様、伊沢拓也選手から大津弘樹選手へとドライバー交代を行った。

伊沢選手からマシンを託された大津選手だったが、ロングスティントの後半に入るとペースが上がらず、後方からの追い上げを防戦する一方。残念ながらライバルの先行を許し、15位でチェッカーフラッグを受けた。


中嶋 悟 総監督コメント
「一言で言うと、厳しいレースでした。タイヤ交換後は特に期待していたペースが得られず、とにかく我慢という感じが続いてチェッカー となってしまいました。ペースが上がらなかった原因を追究して、次戦に向けて頑張るしかありません。開幕戦にあたり、たくさんのご声援をいただき本当にありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします」


伊沢拓也選手コメント
「ポイント獲得を目指して11位からスタートしましたが、なかなか順位を上げられず、残念ながらポイント圏内でフィニッシュすることはできませんでした。内容的にもあまりいいところがなく、苦しいレースとなりました。富士大会は距離も450㎞と長くなります。このままだと厳しい状況になると思うので、次戦に向けてしっかり立て直していきたいと思います」


大津弘樹選手コメント
「予選日はいい手ごたえを感じることもできたのですが、決勝はコンディションの変化が影響したか難しい展開でした。僕のスティントは長かったのでタイヤマネージメントも意識しながらでしたが、ピックアップを拾ってしまったこともありペースが上がりませんでした。次戦まではそれほど時間もないですが、予選の段階からもう少し上に位置にいて、踏ん張るレースができるよう頑張っていきたいと思います」

レースは、14号車がポール・トゥ・ウィン。2位に100号車RAYBRIG NSX-GTが入り、3位は23号車と、3メーカーの車両を使用するチームが揃って表彰台に登壇した。次戦の第2戦は、2022年5月3日〜4日に富士スピードウェイで行なわれる。

(text:Honda Style Web)