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【B18C換装】DC2型タイプRの心臓部を移植した、驚速の1989年式クイントインテグラ!

アキュラ・インテグラの純正USテールやエンブレムを備え、ホンダ純正色のプレミアムクリスタルローズ・パールで塗られた1989年式クイント・インテグラ。オーナーの星加 諒(ほしかあきら)さんは、かつてバラードスポーツCR-Xを所有し、今回このインテグラに乗り換えたという20代後半のホンダ車オーナー。その若さにして渋い選球眼を備えた勝負師である。

(Honda Style 102号に掲載)

「今回はエアコンも付いている快適仕様で、全体的に大人っぽい仕上がりを目指しました」

新たな愛車1989年式クイント・インテグラを、そう説明してくれた星加さん。快適仕様とは言うものの、エンジンはCR-Xから移植されたDC2型インテグラ・タイプR(96スペック)のB18Cに換装。戸田レーシング製カムシャフトやバルブスプリング、4連スロットルを装着し、ECUは現車合わせでセッティングされるなど、フツーの快適仕様ではまったくない。

排気系は戸田レーシング製エキマニと、OsakaJDM製ワンオフマフラーの組み合わせにより、スロットルひと踏みで驚異の戦闘力を発揮する。HASPORT製エンジンマウントや、CR-Xからメンバーを流用することにより、エンジンルームの美しさにも拘って換装された。トランスミッションはYS1型5速MTを組み合わせている。

外装では、純正オプションのリアウイング、北米仕様であるアキュラ・インテグラ純正のコーナーランプやテールランプなどを装着。ボンネットとリアゲートはスムージングを行った。ボディカラーは、ライフやバモスなどに採用されていたプレミアムクリスタルローズ・パールにオールペイントされた。

内装はボディカラーに合わせてレザーとツイードを選んでフルカスタム。インパネまわりでは、グリップロイヤルのステアリング、ハイブリッドレーシングのシフター&130Rシフトノブ、Honedペダルキットなどを装着。

フロントシートはレカロLXをベースに、表皮を張り替え。ルーフライナーやラゲッジルームに至るまでの内装すべてを、レザー&ツイードで張り替え、フロアマットもワンオフで製作するという徹底ぶり。

タイヤ&ホイールは、レイズ製ボルクレーシングTE37SONICの15インチ×7J +35と、ヨコハマ・ADVANネオバAD08Rを組み合わせる。タイヤサイズは205/50R15だ。

フロントブレーキはNSX純正キャリパーとディクセル製282mm径ディスクローターを組み合わせるなど、ファイブマートならではのパーツやノウハウが盛り込まれ、ネオヒストリクス世代と言えどシャキッとした乗り味を獲得。レストアとモディファイを組み合わせ、現役世代と同じように乗り続けられるクイントインテグラだ。

(photo:Kiyoshi WADA 和田清志、text:Hideo KOBAYASHI 小林秀雄)

ファイブマート(TEL:072-950-5050)
https://fivemart.wixsite.com/5050