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【GT500】第6戦・SUGO、好調の64号車は2番手でQ1突破。Q2は8番手も手応えは充分、優勝を目指して決勝に挑む

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2022 SUPER GT 第6戦(スポーツランドSUGO)
#64 Modulo NSX-GT
予選:8位
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2022年のSUPER GTシリーズも、いよいよ終盤戦に突入。競技成績(獲得ポイント)により、各マシンにサクセスウェイトが搭載されるのがSUPER GTの特徴だが、全8戦で争われるシーズンのうち、第7戦ではサクセスウェイトが半減、そして最終戦の第8戦では全車がサクセスウェイト非搭載でのレースとなる。

つまり今シーズンのSUPER GTにおいて、通常の規定どおりにサクセスウェイトを搭載するレースは第6戦が最後。ここまで苦しいシーズンとなっている64号車Modulo NSX-GTにとっては、ライバルに対して軽量さを活かせるという点で、この第6戦は最大のチャンスでもある。それだけにチームも大きな期待とともにレースに挑んだ。

第6戦の舞台は、宮城県・スポーツランドSUGO。アップダウンに富み、テクニカルなサーキットとして名を馳せるこのコースで、64号車Modulo NSX-GTは公式練習から躍動する。9月17日(土)の午前中に行われた公式練習では、64号車Modulo NSX-GTが1分10秒297のトップタイムを記録。続く2番手には、同じDUNLOPタイヤを装着する16号車Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTが1分10秒335で続き、好調さを見せつける。

この週末は、南西から巨大な台風が接近するというニュースが報じられていたが、宮城県のスポーツランドSUGOもその影響か、湿度は85%と高い。午後になると風も強まり、GT300クラスの予選開始時点の気温は26度、路面温度は31度に留まった。

15時すぎにGT500クラスの予選Q1がスタート。64号車Modulo NSX-GTは大津弘樹選手がステアリングを握り、1分9秒714を記録。惜しくも16号車にトップの座は僅差で奪われてしまったものの、2番手タイムで今シーズン初めてのQ1突破を果たした。

迎えたQ2、GT500クラスのライバルたちが次々とコースインしていくなか、ホンダ陣営は各マシンともピットで待機。マシンに乗り込んで待機していた伊沢拓也選手は、残り6分を切ったところでGT500勢のうち最後にコースイン。

ポールポジション獲得に向けて入念にウォーミングアップを行い、アタックラップに挑んだもののSPコーナーで痛恨のコースアウト! 大きくタイムをロスしてしまい、1分11秒303で8番グリッドから明日の決勝レースに臨むこととなった。

中嶋 悟 総監督 コメント 

「午前の公式練習から調子がいいスタートを切り、Q1も僅差の2番手で今シーズン初のQ2進出となりました。Q2はドライバーが頑張りすぎてコースオフしてしまいましたが、流れは決して悪くないので、明日は追い上げていってほしいですね」 

伊沢拓也選手 コメント  

「前回の鈴鹿ラウンドぐらいまではあまりスピードがなかったのですが、今回はクルマの調子も非常によく、大津選手がQ1を突破してくれて大きなチャンスがありました。そのなか、僕のミスでコースアウトしてしまい、8番手という結果になってしまったのはとても残念です。ただペースは良さそうなので、明日はしっかりと取り返せるように頑張ります」 

大津弘樹選手 コメント

「フリー走行のGT500専有時間でトップタイムを取れたので、予選に向けてとても自信がありました。しかし他の車両に少し引っかかってしまい、100分の5秒差でトップタイムを取れずとても悔しい結果になりました。アタック自体もベストとは言えず、反省点の残る予選になりました。ですがクルマの感触はいいので、なんとかここから順位を上げて、ポイントと言わず表彰台に上がれるように頑張ります」 

(text:Honda Style Web)

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