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【TAS23】シビックe:HEV SPORTS ACCESSORY CONCEPTのエアロを市販製品と比較してみた【ホンダアクセス】

ホンダ車向け純正アクセサリーの企画・開発・販売を行うホンダアクセスは、「東京オートサロン2023」に2台の車両を出展した。

シビックe:HEVとZR-V e:HEVをベースに、” SPORTS ACCESSORY CONCEPT”と名付けられた両車は、いずれも純正アクセサリーに”ヒト手間”を加えて装着することで新しい世界観を表現したモデル。

なかでも注目したいのは、シビックe:HEV SPORTS ACCESSORY CONCEPTだ。すでに販売中の純正アクセサリーのほか、FL5型シビック・タイプRに設定されたテールゲートスポイラーの流れを汲むパーツが装着されており、このスポイラーは反響次第では市販化の可能性もあるという。

そこですでに販売中の純正アクセサリーを装着したシビックと、今回のシビックe:HEV SPORTS ACCESSORY CONCEPTのディティールの違いをじっくりと見ていこう。

CIVIC e:HEV SPORTS ACCESSORY CONCEPT装着 純正アクセサリー

シビックe:HEV SPORTS ACCESSORY CONCEPTに装着された主なパーツは、以下のとおり。テールゲートスポイラーおよびサイドロアースカートは完全な新作で、フロントのロアースカートもサイド部分が新造形となっている。

【純正アクセサリーをベースに特別な加飾を施して装着】
・ブラックエンブレム(TAS2023仕様/Hマーク2個&車名&e:HEVエンブレム)
・フロントロアースカート(TAS2023仕様)
・サイドロアースカート(TAS2023仕様)
・テールゲートスポイラー(TAS2023仕様/FRP製)
・18インチアルミホイールMS-038   (TAS2023仕様/ブラック塗装)

【その他のカスタマイズ】
・ルーフラッピング(ブラック)

シビック&シビックe:HEV用純正アクセサリー

シビック 純正アクセサリー装着車

現行のFL1型シビックは2021年9月に発売され、ホンダアクセスでは新車発売と同時に純正アクセサリーを発表。翌’22年7月にe:HEVも追加されるが、ベース車両における外観上の違いがほとんどないこともあり、純正アクセサリーの多くはシビック/シビックe:HEVともに装着が可能となっている。

シビック/シビックe:HEV用純正アクセサリーの主な外装製品は、以下のとおり。
フロントロアースカート:4万9500円
テールゲートスポイラー:4万4000円
ドアミラーカバー:1万5400円
アルミホイール「MS-038」:4万6200円(1本)

テールゲートスポイラーは、今回出展されたシビックe:HEV SPORTS ACCESSORY CONCEPTとはまったく形状が異なるもの。フロントロアースカートについても、前述のように形状が異なっている。

「実効空力」コンセプトが投影された新作テールゲートスポイラー

リアアンダー部はe:HEVの純正をグロスブラックに塗装している

今回、ホンダアクセスが出展した2台のSPORTS ACCESSORY CONCEPTは「FEEL SPORTS」をデザインテーマに掲げている。速さを競う”スポーツ”ではなく、日々のクルマを使うシーンでスポーツを感じ、クルマの”走る楽しさ”や、ワクワクを感じさせる”心躍るカタチ”を、純正アクセサリーのカスタマイズによって表現している。

そんななかシビックe:HEV SPORTS ACCESSORY CONCEPTには、スポーティなデザインとホンダアクセスの『実効空力』コンセプトによる空力性能を高次元でバランスさせた、新作テールゲートスポイラーが装着された。

シビック・タイプR用純正アクセサリーの「テールゲートスポイラー」と同じく、シェブロン(鋸歯)形状がスポイラー下面に配置されているが、スポイラー自体はタイプR用とは異なる専用形状となっている。素材もタイプR用がドライカーボンを採用しているのに対し、こちらはより身近な価格設定とするためかFRP製となっている。

SPORTS ACCESSORY CONCEPTと純正アクセサリー装着車の違い

なお、東京オートサロン2023の会場で話を聞いたところによると、このシビックe:HEV SPORTS ACCESSORY CONCEPTはあくまでショーモデルであり、装着されている純正アクセサリーについても「現時点では具体的な話はできない」とのこと。

しかしながら「反響次第では今後に動きがあるかも…」という言葉も聞かれ、実際にショー会場では多くのファンが市販化を希望していたので、朗報を期待したい。

またシビック e:HEV SPORTS ACCESSORY CONCEPTは、2023年2月10日〜12日に開催される「大阪オートメッセ」でも展示されるので、現地にて「市販化希望!」の声がたくさん届くと、ひょっとすると今夏〜秋くらいに何かしらの発表があるかもしれない。

【おまけ】「実効空力」テールゲートスポイラーで純正流用チューン!?

ところで「実効空力」テールゲートスポイラーは、ドライカーボン製のシビック・タイプR用も、そしてこのシビックe:HEV SPORTS ACCESSORY CONCEPTも、スポイラー部とステー部は別体式となっている(そもそもタイプR用はベース車両のステーを使用する)。

つまりステー部分を新規製作あるいは汎用品を加工すれば、シビック以外の車両に装着することもできそう。筆者の愛車S2000に装着してみても面白そう…なんて想像している。もし市販された際は、ぜひチャレンジしてみたい!(じつはそのために中古トランクを購入ずみ)

(photo&text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)

シビック 純正アクセサリー 情報サイト
https://www.honda.co.jp/ACCESS/civic/