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【愛車日記】S2000開発のメンバーが登壇するトークショー[ファンの集い]開催!書籍に記されたエンジニアの熱き想い


2023年4月8日(土)、栃木県のモビリティリゾートもてぎにて三樹書房刊『ホンダS2000』の刊行記念トークショー[ファンの集い]が開催され、僕もS2000オーナーのひとりとして愛車とともに参加してきました!

会場となったホンダコレクションホールの前でパチリ。あいにくのお天気はむしろハードトップ日和!?

この[ファンの集い]は、実際に車両設計や開発を担当した技術者や関係者の方々が執筆した2冊の書籍『ホンダS2000』そして『ホンダNSX』という2冊の書籍が出版されたことを記念し、執筆者の方々による講演を中心としたミーティングイベントです。

会場となったのは、モビリティリゾートもてぎのホンダコレクションホール。会場内にはS2000にまつわる様々なパーツや、ポスターやノベルティグッズなど現在では貴重な販促物などが展示されていました。

トークイベントでは、S2000の開発に携わった4名のエンジニアが登壇。うち1名はVTRによるリモート出演となったが、書籍内に記載された内容を中心として、S2000オーナーなら聞き逃せないがエピソードが多数語られました。

澤井大輔 氏(S2000 エクステリアデザイン担当)
唐木 徹 氏(S2000 パワーユニット開発責任者)
清水康夫 氏(S2000 VGS基礎研究責任者)
塚本亮司 氏(S2000 車体開発責任者)

トークショーの終了後にはフリータイムも設けられ、参加者の多くは持参した三樹書房刊『ホンダS2000』に3名それぞれにサインを頂いたり、S2000談義に花を咲かせていました。

『ホンダS2000』および『ホンダNSX』は現在も通常版が発売中(写真の特別限定版はすでに完売)

なお、三樹書房刊『ホンダS2000』および『ホンダNSX』は現在も発売中。いずれも同社のホームページから購入することが可能です。

ホンダが初めて手掛けた量産スーパースポーツであるNSXはもちろん、創業50周年を記念して開発されたピュアスポーツ・S2000も、ホンダの自動車史を語るうえで欠かすことのできないモデル。いずれも絶版車となって久しいけれど、今なお多くのオーナーによって乗り続けられ、全国各地でオフ会やツーリングイベントなどが精力的に行われています。

とはいえ両車とも純正部品は統廃合や製造終了となるケースが増えてきており、今後も安心して長く乗り続けるためには、部品の確保や信頼できるショップ選びが重要になってきます。

左から澤井大輔さん(エクステリアデザイン担当)、塚本亮司さん(車体開発責任者)、そして唐木徹さん(パワーユニット開発責任者)

幸いなことに自分のS2000はまだ大きなトラブルには直面していませんが、今回はS2000の開発に携わった方々の想いや苦労された話を聞くことにより、あらためて愛車を大事に乗り続けようという気持ちになりました。とても素敵なイベントに参加できたことを心から嬉しく思います。帰ったらまずは洗車をしようっと!

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)