Honda好きが堪能できる、Hondaスピリッツ溢れる情報誌
  1. TOP
  2. NEW CAR
  3. 【新型アコード】世界的ベストセラーが日本国内市場に復活! 先代同様にタイ工場で生産→輸入されるe:HEVセダン

【新型アコード】世界的ベストセラーが日本国内市場に復活! 先代同様にタイ工場で生産→輸入されるe:HEVセダン

ホンダは、通算11代目となる新型アコード(ACCORD)を、2024年3月8日(金)に発売する。

アコードは1976年に初代モデルが登場してから、時代に先駆ける技術や価値を取り入れながら社会と共に進化を重ねてきた。当初よりグローバルモデルとして世界各地の市場で販売が行われており、初代アコードは90ヵ国に輸出された。

今回、日本市場へ導入される新型アコードは、グランドコンセプトを「Driven by My ACCORD ~相棒アコードとより高みへ~」とし、初代から一貫して持ち続けてきた「人と時代に調和したクルマ」の思想を踏襲。ホンダの最新安全運転支援技術や先進装備を搭載し、セダンのフラッグシップモデルにふさわしい内容となっている。

新型アコードは、シャシーの基本設計を先代モデルからキャリーオーバー。ボディサイズは全長4975×全幅1860×全高1450mmとなっている。全高および2830mmのホイールベースは先代モデルを踏襲しながら、全長は75mm延長され、またリアトレッドが10mm拡幅されることで、ロー&ワイドなフォルムを実現した。

フロントマスクは、最新のホンダ車に共通するフルLEDの薄型フロントヘッドライト採用。リアのコンビネーションランプも横一文字形状とされ、ワイドな印象を強調している。トランクの前後長は先代よりさらに短くなり、5ドアクーペ(ハッチバック)ともいうべきスタイルだが、乗員スペースと荷室は区切られている3BOXセダンだ。

サイドシルに施されたブラックガーニッシュは、ボディパネルの上下幅を短く見せることによりボディの長さをより強調させる効果を持たせている。また傾斜したリアピラーによって、フロントノーズからリアエンドまでスムーズに繋がるシルエットを作り出している。

インテリアはブラックを基調とし、手に触れやすい部分にはソフト素材を使用するなど上質感のあるコーディネートとしている。インストゥルメントパネルは、近年のホンダ車に共通する水平基調のデザインを採用。視覚的な”ノイズ”を少なくし、運転に集中できる視界を実現した。

インパネラインやドアラインなどには、マルチカラーのLEDアンビエントランプを標準装備し、7色の中からオーナーが好みの色を設定することが可能となっている。

パワートレインには、2リッター直噴4気筒エンジンと、新開発の高出力モーターを採用した2モーター内蔵電気式CVTを搭載。エンジン最高出力は147PS/6100rpm、エンジン最大トルクは18.6kg-m/4500rpmを発揮する。

さらにモーターは最高出力184PS/5000-8000rpm、同最大トルク34.2kg-m/0-2000rpmを発生。最大トルクを大きく向上させながら優れた静粛性を実現し、e:HEVシステムならではの上質で爽快な走りに磨きがかけられた。

運動性能面においては、市街地から高速道路まであらゆるシーンを想定し、パワートレインだけでなくボディやシャシーなど、車両性能を総合的に磨き上げることで、ドライバーの意思に寄り添う素直なレスポンスと操縦安定性能を実現した。

ドライブシーンやドライバーの気分に応じ、ドライバーが走りのテイストを選ぶことにできる「ドライブモードスイッチ」を搭載。「ECON」「COMFORT」「NORMAL」「SPORT」の4つがあらかじめセットされているほか、「INDIVIDUAL」モードではオーナーが自身の好むセッティングを登録することも可能だ。

アクセルオフ時の減速レベルを調整するセレクターは、先代モデルの4段から6段へと多段化。最大減速度を大幅に高めるとともに、より自在な減速度コントロールを実現した。最高レベルである6段に減速段を固定すると、ワンペダルドライブも可能なほどの「擬似エンジンブレーキ」を得ることができる。

また日本国内市場で販売されるホンダ車として初となる、新開発の「モーションマネジメントシステム」を搭載。コーナリング時にスムーズな車両挙動を支援する電子制御システム、「アジャイルハンドリングアシスト」に「前荷重制御」の技術を加えたもので、滑りやすい雪道や雨天時の路面はもちろん、市街地やワインディングの一般走行まで、あらゆるシーンにおいてドライバーの意思に忠実な車両挙動を支援してくれる。

HMI(Human Machine Interface)

12.3インチHonda CONNECTディスプレイ、10.2インチのデジタルグラフィックメーター、さらに11.5インチ相当の大型ヘッドアップディスプレーを採用し、使いやすさと見やすさを向上させたインターフェースを標準装備。

エアコンやオーディオソース、音量、照明の色や明るさなどの設定を組み合わせて登録し、1つのダイヤルでまとめて簡単に操作できる「エクスペリエンスセレクション ダイヤル」を日本国内仕様車として初めて採用した。パーソナライズされたお気に入りの車内環境で、快適にドライブすることが可能となる。

また日本国内向けホンダ車として初めて、 Google アシスタント、 Google マップ、Google Playを車内で簡単に利用することが可能。スマートフォンなどで使っているアプリが車内でも使用可能となり、より便利でパーソナライズされた快適なモビリティライフを実現してくれる。

リアシートのバックレストは前方へ倒すことでトランクスルー機能が使えるが、左右一体で分割可倒式ではない

そのほか安全運転支援技術「ホンダセンシング」も、最新世代の「Honda SENSING 360」へとアップグレード。約100度の有効水平画角を持つフロントセンサーカメラに加え、フロントと各コーナーに計5台のミリ波レーダーを装備し、車両周辺全方位のセンシングを実現した。

従来のHonda SENSINGの機能に、前方交差車両警報、車線変更時衝突抑制機能、車線変更支援機能が加わり、より安心・安全な運転環境を提供してくれる。

新型アコードのモデルラインナップは1グレードのみで、先代と同様にタイ・アユタヤ工場で生産され、日本へと輸入される。車両価格は544万9400円(税込)となっている。

(text:Honda Style web)

新型アコード 製品サイト
https://www.honda.co.jp/ACCORD/