【ホンダアクセス】Modulo「実効空力」デバイス搭載、シビック用テールゲートスポイラーが2024年内に発売決定！
ホンダ車向け純正アクセサリーの企画・開発・販売を行うホンダアクセスは、2024年4月21日（日）に開催された「モーターファンフェスタ2024 in 富士スピードウエイ」に自社ブースを出展。ブース内で行われたトークショーにおいて、シビック／シビックe:HEV（FL1／FL4）用の「テールゲートスポイラー（ウイングタイプ）」の試作品を初公開した。
ステージ上で開催されたトークショーでは、Modulo開発アドバイザーの土屋圭市氏、ホンダアクセスのModulo完成車性能担当を務める湯沢峰司氏、そして先日までModulo開発統括を務め、現在は湯沢氏へとバトンを託したホンダアクセスOBの福田正剛氏の４名が登壇。多くの来場者が見守るなか、アンヴェールが行われた。
今回初公開した「テールゲートスポイラー（ウイングタイプ）」のルーツとなっているのは、東京オートサロン2023に出展された「シビックe:HEV SPORTS ACCESSORY CONCEPT」に装着されたものだ。
初披露となった東京オートサロン2023の会場では、来場者から市販化の要望が多数寄せられ、その大きな反響が後押しとなって市販化へ向けた開発が動きだしたという。
トークショーでは、そんなシビック用純正アクセサリー「テールゲートスポイラー（ウイングタイプ）」の開発の様子や、テールゲートスポイラーに搭載されるコア技術『実効空力デバイス』について紹介された。
開発にあたっては、ホンダアクセスの開発メンバーとModulo開発アドバイザーの土屋圭市氏が、ホンダの鷹栖プルービンググラウンドを中心に徹底的に走り込んだ。ステージではそんな走行テスト時のエピソードも披露された。
ホンダアクセスでは、すでにシビック タイプR用として純正アクセサリー「テールゲートスポイラー」を設定しているが、このシビック用スポイラーにも同様のエッセンスが用いられている。
Moduloのコンセプトである「実効空力」を象徴するポイントである、シェブロン（鋸歯）形状のデバイスが搭載されており、シビック／シビックe:HEVのボディに最適なデザインを見つけ出すべく、実走テストを重ねたとのこと。
そしてシビック／シビックe:HEVのオーナーにとって、気になる点だったのは従来の純正アクセサリー「テールゲートスポイラー」の台座部分との互換性についてだろう。
当日はこの点についても明らかにされ、台座部分は共通の設計となっていることも公表された。そのため発売時には、すでに従来のテールゲートスポイラーを装着しているオーナーに向け、構成部品から台座部分を除いた交換キットの発売も予定されているという。
実効空力デバイスの効果を実際に体験
そのほかにも、シェブロン形状の実効空力デバイスの効果を実際に体感することのできる体感試乗会も行われた。
強力なマグネットで特別に製作された、シェブロン（鋸歯）形状の実効空力デバイスを2代目N-BOXのルーフエンドに装着し、実効空力デバイスを装着あり／なしで乗り比べることで効果を体感できるというプログラム。富士スピードウェイの外周路を使って開催され、来場した希望者のなかから12組が実際にN-BOXのステアリングを握って体感した。
（text：Kentaro SABASHI 佐橋健太郎）
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