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【G.base】チューニング好きの聖地が埼玉県八潮市に誕生! 土屋圭市氏プロデュースによるJDMカルチャーの発信基地

2025年4月15日、埼玉県・八潮市にクルマ好きが気軽に集まることのできるギャラリー兼コミュニティスペース「G.base」がオープンする。この「G.base」は、ドリキン(ドリフトキング)の愛称でも知られる土屋圭市氏が、自身の愛車を見てもらいながらクルマ談義を行えるようなスペースを提供したいという想いから作り上げられたもの。

今回は本格オープンを前に、メディア向けに開催されたお披露目会の様子を紹介しよう。

土屋圭市氏の愛車である、FL5型シビック タイプRも展示されていた

ストリート出身のレーシングドライバーとして国内外のレースで活躍し、今なお現役のクルマ好き・チューニング好きでもある土屋圭市氏。「ドリフトキング」の愛称で世界中にファンの多い土屋氏が、自分の愛車を展示し、ファンに向けた情報発信を行うギャラリーが「G.base」だ。

「G.base」という名前の由来は、土屋圭市氏のイメージカラーである緑(Green)、レースを意味するグランプリ(Grand Prix)、ドリフトの際に発生する横G(Gravity)など、クルマに関係する多くの言葉に共通する頭文字と、多くの人々が集う基地としての「Base」を組み合わせたもの。

施設内では、土屋氏が所有するプライベート車両のほか、レーシングスーツやヘルメットなどアイテムの展示に加え、アパレルやアクセサリー、また壁に飾られているアート類を販売。今後はオリジナルパーツや、コラボチューニングアイテムなども行う予定とのこと。

このG.baseの立ち上げには、土屋圭市氏の所有するAE86ストリート号を十数年に亘って、メンテナンスとチューニングを行っている「TEC-ART’S」代表の鎌田芳徳氏、そしてホンダ車のチューニングを長年にわたり手掛けてきた城本大輔氏が参画している。

一般オープンに先駆けて行われたメディア向け披露会では、3人それぞれがG.baseの立ち上げに込めた想いを語った。

「自分が所有しているクルマを展示したり、クルマに手をかけて愛する想いみたいなものを披露する場所を作りたいとずっと思っていました。それがようやく実現できて本当に嬉しいです。クルマやパーツの展示だけでなく、ギャラリーやアパレルの販売、さらにカフェも併設されているので、クルマ好きが集まって交流できる場所になれば嬉しい」

そう語った土屋圭市氏は、Modulo開発アドバイザーとしてホンダ車の純正アクセサリー開発に関わるほか、プライベートカーであるトヨタ・スプリンタートレノ(AE86)やトヨタ86に、自分が本気で欲しいと感じたパーツをセレクトして装着している。これらの車両を来場者が実際に目にすることで、同じようにチューニングを楽しんでいるクルマ好きの皆さんに参考にしてもらいたいとのこと。

続いて、G.baseのすぐ近くにファクトリーを構えるAE86専門ショップ「TEC-ART’S」の鎌田芳徳代表が挨拶。土屋氏がプライベートカーのメンテナンスやチューニングを依頼していることで知られる同店が、G.base立ち上げに協力。G.baseでは土屋氏の所有車両のほか、TEC-ART’Sが所有するスーパーN2号、そしてスカイラインGT-Rが展示される。

「土屋さんとは、こういったギャラリーをいつか作りたいと話していて、ようやく実現できました。日本はもちろん、海外からのお客様にもいっぱい来てもらって、併設しているカフェのお茶を飲みながら、クルマ談義を楽しんでもらいたい。盆栽なども展示し、クルマだけでなく日本の文化を肌で感じてもらえればと思っています」

さらにG.baseに併設されたカフェでは、厳選したコーヒーや食事も販売される。自動車大国アメリカでは、週末の朝にクルマ好きが集まるミーティングを「Cars & Coffee」と呼んだりするが、そのほか世界中で行われている同様のイベントのように、目だけではなく鼻や舌でも楽しめる空間となっている。

ファンとして気になるのは、今なお多忙を極める土屋圭市氏に「会える」かどうかだろうが、スケジュールの空いている日には『フラッと来ようと思ってるよ』とのこと。

もちろん土屋氏が来られているときは、一緒に写真を撮ったりサインなどにも気軽に応じてくれるそうなので、ファンならずともG.baseは「聖地」となりそう。

また今後は、土屋さんプロデュースによるイベントも開催予定ということなので、G.baseのSNSで発信される情報のチェックをお忘れなく!

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)