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【GT500】スプリントレース形式で行われた第4戦、64号車Modulo CIVIC TYPE R-GTはレース1を14位でチェッカー 

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2025 SUPER GT 第4戦(富士スピードウェイ)レース1
#64 Modulo  CIVIC TYPE R-GT
予選:15位
決勝:14位
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マレーシア・セパンインターナショナルサーキットで行われた第3戦から約1ヵ月のインターバルを挟み、SUPER GTが日本国内へ戻ってきた。2025年8月2日-3日の週末に行われる第4戦の舞台は、静岡県・富士スピードウェイ。第2戦に続いて国内では連続開催となるが、今回は「FUJI SPRINT RACE」として通常とはまったく異なるフォーマットでレースが行われた。

SUPER GTでは、通常だと土曜日に公式練習&予選、そして日曜日に決勝レースが行われる。土日どちらも各チーム2名のドライバーが走行するルールとなっているが、今回は土曜日・日曜日を「レース1」「レース2」と分け、それぞれ独立して予選と決勝レースが行われる。どちらもドライバー交代やタイヤ交換を伴うピット作業は行われず、スプリントレース形式となっている。

さらに興味深いのは、タイヤ交換や給油の義務が無いだけでなく、第3戦までの獲得ポイントによって課されるサクセスウェイトも無しという点。レース距離は35周、いわば完全なガチンコのスピード勝負だ。

土曜日に行われるたレース1で、64号車Modulo CIVIC TYPE R-GTのステアリングを託されたのは伊沢拓也選手。今年の夏は日本全国的に猛暑となっているが、富士スピードウェイも例外ではない。朝からうだるような暑さのなか、10分間の公式予選では15番手となった。

わずかなインターバルを挟み、決勝レースは15時15分にフォーメーションラップがスタート。この時点でも気温は34度、路面温度は57度に達しており、各マシンとも車両とタイヤどちらにも過酷なコンディションとなる。伊沢選手はスタートで1台をパスして順調に周回していくが、前方でアクシデント車両が発生し、セーフティカー(SC)が導入される。このSC導入中に13位へと順位を上げ、レースは6周目に再開された。

その後、伊沢選手はひとつ順位を下げて14番手となり、その後もペースを上げることができず、順位をキープしたまま走行を重ねていく。やがて20周を過ぎると、一時的に雨がパラパラと降り出す場面もあったが、そのまま14位でチェッカーを受けた。ホンダ勢は100号車の7位が最上位という苦しい結果となってしまった。

中嶋 悟 監督 コメント

「土曜のレースが終わりました。何とか粘って前についていけたものの結果は14位、まだ足らないところはありますが、もう少しだと思っています。明日もう1レース、頑張ります」

伊沢拓也選手 コメント

「朝から一人で走り続け、予選も決勝も最後尾。いろいろ理由はあるかもしれませんが、ドライバーとしては残念な一日でした。予選も決勝もフィーリング自体はある程度いいと感じる部分はあるものの、タイムが少し伸び悩み、決勝でもその差を引きずってしまいました」

「タイヤのタレという点に関してはいいところもあったので、前を走る車に大きく離されることはなく、そういうポジティブな部分はありますが、リザルトが残るようなスピードがなかったことは非常に悔しいです。明日は大草選手のレースです。僕がこういう結果だったので、エンジニアも大草選手も悩むところはあると思いますが、事前に検討したことや今日のことをうまく合わせて、いい結果につながってほしいと思います」

(TEXT:Honda Style Web)