【名車再生】まずはNSXから! 旧車用部品の復刻供給とレストアを施す「Honda Heritage Works」が来春スタート
ホンダは愛車を長く大切に乗り続けたいオーナーに向け、旧型スポーツタイプの車種を対象に、販売終了となった部品の復刻供給とレストアを施す新たなヘリテージサービス「Honda Heritage Works(ホンダ ヘリテージ ワークス)」を、2026年4月1日に開始する。
Honda Heritage Worksは、販売終了となった一部の純正部品を復刻し、新たに供給する「Honda Heritage Parts(ホンダ ヘリテージ パーツ)」と、その部品を一部に活用した新たなレストアサービス「Honda Restoration Service(ホンダ レストレーション サービス)」という2種類のプロダクトで構成される。
いずれも初代NSXを対象にサービスを開始し、将来的には他の旧型スポーツタイプの車種にも対象を広げていく予定とのこと。
Honda Heritage Parts
これまでホンダは、生産を終了した車両について一定期間、補修用の純正部品の供給を続けてきましたが、年式の古い車両では、多くの部品で供給することが難しくなっている。そうした状況を解決すべく、サプライヤーメーカーとの新たな協力体制の構築や技術の進化、新たな材料や製法の採用により、これまでに販売終了となっていた部品を新たに「純正互換部品」として再開発し、復刻する。
さらに、当時と同様の材料・製法で再生産する「純正復刻部品」を加え、Honda Heritage Partsとして、グローバルに供給していく。取り扱い部品の一覧は Honda Heritage Works 公式ウェブサイトに掲載し、順次更新していく。
この Honda Heritage Parts は、全国のHonda Carsを通じてオーダーが可能。2026年4月のサービス開始に合わせてオーダー受付開始が予定されている。
Honda Restoration Service
「当時のホンダが創り上げたドライビングフィールを徹底的に追及する」をコンセプトに、1993年よりスタートした「NSXリフレッシュプラン」をリニューアル。Honda Heritage Partsを活用し、オリジナルの性能や質感などを可能な限り復元する、新たなレストアサービス「Honda Restoration Service」へと一新される。
これに合わせ、初代NSX誕生の地であり、NSXリフレッシュプランを運営してきた栃木県高根沢の施工工場の名称を「リフレッシュセンター」から「ホンダヘリテージワークス高根沢」に改称し、本格的なレストアサービスを提供していく。
サービスメニューは、エンジンやサスペンション関連など、オーナーから要望の多い運動性能に関わる項目をパッケージ化した「基本レストア」と、これに加えて外装と内装の施工、個体のコンディションに応じて、より細やかで総合的な作業を施す「トータルレストア」の2種類が用意される。
2026年1月上旬より、初代NSX(NA1-100型)を対象に、全国のHonda Carsを通じて申し込みを受け付け、4月より施工が開始となる。申し込み方法や価格などの詳細については、Honda Heritage Works公式ウェブサイトにて発表されるとのこと。
なお、4月のサービス開始に先立ち、Honda Heritage Worksの公式ウェブサイトが公開されている。サービス開始に向け、価格やサービス内容などの詳細情報が順次紹介されていく。
ホンダでは、このHonda Heritage Worksの開始をきっかけに、旧型スポーツタイプ車両を長く乗っているオーナーに今後も安心して乗れるよう、さらなるサービスの充実と価値の提供に努めていくとしている。
(TEXT:Honda Style Web)
https://www.honda.co.jp/heritage-works/