【ホンダアクセス】ヴェゼルに追加されたスポーツグレード「e:HEV RS」にベストマッチな「MS-050」ホイール!
2026年1月、自動車メディア向けに『Modulo&無限カスタマイズモデル体感試乗取材会』が開催されました。Moduloと無限といえば、ホンダ車オーナーには説明無用のアクセサリーブランド。その両社の最新製品を装着した車両を数多く取材することができたので、順を追って紹介していきましょう。

今回の『Modulo&無限カスタマイズモデル体感試乗取材会』では、東京オートサロン2026にて披露された車両以外にも、すでに販売中の製品を一般公道で体験できるコンテンツが用意されていた。そのひとつが、ホンダアクセスがヴェゼル用に販売しているアルミホイール「MS-050」の体験試乗である。
アルミホイール「MS-050」は、ホンダアクセスが現行ヴェゼル向けに開発・販売している18インチアルミホイール。残念ながら市販されなかった幻のコンプリートカー、「ヴェゼルModulo X」の開発で得られた知見や技術が投入された製品だ。

その特徴は、アルミホイールもサスペンションの一部であるというホンダアクセスの開発思想のもと、リム部とスポーク部の最適な剛性バランスを追求したこと。部位により意図的に剛性差をつけ、「ホイールをしならせる」ことでタイヤの接地面圧を高め、乗り心地とハンドリングを向上させている。
デザインは5本スポークと5つのV型を組み合わせたもので、表面は切削/グリントブラック塗装仕上げ。サイズは18×7.5J インセット55mmで、価格は5万1238円(1本/税込)となっている。
この「MS-050」ホイールは、以前にも標準ホイール装着車との比較試乗を行っているが、今回の試乗車両は2025年10月より発売されたヴェゼルe:HEV RS。全高を1545mmに抑えるなどスポーティ指向に仕立てられたモデルだけに、よりMS-050の特徴が明確に感じられるはずと期待が高まった。

会場に用意された2台のヴェゼル e:HEV RSは、いずれもAWDモデル。1台が標準アルミホイール、もう1台が「MS-050」を装着しており、タイヤは「ミシュラン・プライマシー4」で同一。タイヤの製造時期も揃ったものにするなど、条件は限りなく同一にされていた。

まずは標準ホイール装着車両から走り出す。じつはヴェゼルe:HEV RSを一般公道で試乗するのは初体験で、まずはその落ち着いた走り感に驚かされた。ヴェゼルe:HEV RSは、ベースモデルとは異なる専用設定の脚まわりを採用し、ローダウンと18インチホイールなどの組み合わせによるスポーティな走りが身上。ただし軽快なハンドリングの「スポーティ」ではなく、グランツーリズモ的などこまでもまっすぐ走り続けられるような安定性が印象的だった。

約30分ほどヴェゼルe:HEV RSを試乗し、次に「MS-050」ホイールを装着した車両に乗り換える。前述のように、ホイール以外に2台の異なる装備はなく、走行距離も約3500kmでほぼ同じ。試乗会場の発着地点を走り出しても正直なところ違いは感じられないが、一般公道に出る際の段差を超えたとき、車内に伝わる振動には明らかな違いがあった。言うまでもないが「MS-050」のほうがまろやかというか、同じコツンでも角が丸い印象なのだ。
一般的に、タイヤの外径を変えずにホイールサイズをインチアップすると、タイヤのサイドウォールが薄くなるために突き上げ感が強調される。それは18インチホイールが標準装着となったヴェゼルe:HEV RS全般に言えることだが、「MS-050」装着車ではその印象が影を潜めた感がある。
そして市街地の公道より速度域の高い高速道路を走っていると、継ぎ目を乗り越えたときにステアリングを通して伝わる振動も、明らかに当たりが柔らかいうえ、余震が少なく1回で収縮する上質な乗り味が実感できる。まるでサスペンションを交換したかのような変化は、まさに「ホイールも脚まわりの一部」というコンセプトの証明といえる。
(PHOTO:Satoshi KAMIMURA 神村 聖、TEXT:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)