Honda好きが堪能できる、Hondaスピリッツ溢れる情報誌
  1. TOP
  2. BIKE
  3. ホンダコレクションホール20周年記念イベントは大盛況!!

ホンダコレクションホール20周年記念イベントは大盛況!!


2018年9月24日(月祝日)、栃木県・ツインリンクもてぎの南コースにおいて『ホンダコレクションホール開館20周年記念 市販製品特別走行』が開催された。

ホンダコレクションホールは、1998年に開館した自動車の博物館。ツインリンクもてぎの南ゲートを入って、メインエントランスへ向かうと左手に見えてくる。館内では2輪&4輪の市販車やレーシングモデル、汎用機器、さらにASIMOの歴代モデルを見ることができる。

今回のイベントは、館内(中庭)の試走路ではなく隣接するもてぎの南コースを舞台に、ホンダ創業期から2010年代まで70年間の歩みを代表する車両・約60台を、一般公開でデモンストレーション走行を行うというもの。2か月前の7月16日(海の日)に第1回目が開催され、今回はその第2回として開催された。

今回は2回目ということで、前回以上に多くのファンが早朝から会場に詰め掛けた。当日は雨の予報が出されていたため、合間の休憩時間を少しずつ削ってスケジュールを進行。昼過ぎには小雨が振り出したが、その時間は4輪の走行時間に充てるなどして、再び曇り空となった午後に2輪の走行時間を設けることで、予定していた全車両のデモンストレーション走行を終了させることができた。

特別走行ということで、今回もゲストライダー&ドライバーが来場し、これらの車両の一部を試乗。元ワークスライダーの伊藤真一選手、そして現在は「MORIWAKI MOTUL RACING」より全日本ロードレース選手権JSB1000クラス参戦中の高橋裕紀選手がバイクを担当。

四輪ドライバーでは、「Modulo Drago CORSE」のチーム代表であり、ドライバーとしてModulo KENWOOD NSX GT3をドライブし、SUPER GT GT300クラスに参戦中の道上 龍選手。そして中嶋 悟を父に、中嶋一貴を兄に持つ中嶋大祐選手(TEAM MUGENよりMOTUL MUGEN NSX-GTでGT500クラスに参戦中)が参加した。

今年の鈴鹿8耐直前に左手を負傷し、それを押して予選&決勝を走った伊藤選手は、8耐後初めてバイクに乗る、という。また、前回参加していた小暮卓史選手は急遽来られなくなり、中嶋選手が代わりに参加した。

会場MCは、国内主要レースで実況を担当するピエール北川さんが担当。時に選手をあおり、時にはそのエキゾーストサウンドに耳を傾かせ、と会場を盛り上げてくれた。

実際に走行を行ったのは、基本的には前回とほぼ同じ。初めて「Honda」の名が付けられた製品である「自転車用補助エンジン Honda A型」や最初の四輪車「T360」そして「S500」、「Z」、「シビック CVCC」、「初代プレリュード」といった四輪車のほか「ドリームCB750FOUR」「CB1100R」などなど、ホンダを代表する車両たち。

S500のデモランに向かう中嶋選手を撮影する道上選手。…を激写

ドライビング&ライディングを担当するのは、コレクションホールのスタッフと前述のプロドライバー&プロライダーたち。道上選手と中嶋選手も、自身より年長のホンダ車たちを楽しそうに走らせていた。

軽自動車トゥデイをドライブしたのは、もちろん「トゥデイ道上」こと道上 龍選手。バックでのスラローム走行はお見事


今回のイベントでは、前回のH1300クーペに変わってH1300セダンが登場。ちょうどレストアが完了したタイミングだったため、クーペと入れ替えで走行を行った。

また珍しいところでは、独特の観音開きドアを持つクロスオーバーSUVの「エレメント」が登場。日本国内では短命に終わったが、メイン市場の北米では人気車種となり、のちにスポーティ志向のグレードも追加されたモデルだ。このエレメントのデモンストレーション走行にも多くの注目が集まった。

40代以上のホンダファンには懐かしいZOOKとロードフォックス。誰が乗っているか、ヘルメットからわかるでしょうか?

さらに2回目となる今回は、追加プログラムとして、個性派原付バイクも登場した。CT50(1968年)、WHITE DAX(1972年)、ゴリラ(1978年)、モトコンポ(1981年)、モトラ(1982年)、BEAT(1983年)、ROADFOX(1984年)、JAZZ(1986年)、ZOOK(1990年)、ドリーム50(1997年)の10台が加わった。

左からロードフォックスには道上選手、ZOOKには中嶋選手、そしてBEATにはピエール北川さんがライド!

ここには、ゲストドライバーである道上選手も中嶋選手も参加して、全10台で特設コースを走行した。ふたりは『市販車両のデモランなのに、なぜヘルメットを持参するんだろう?』と疑問に思っていたそうだが、その理由はこれ。

「バイクは全然乗ったことがない」という道上選手も、三輪車のロードフォックスで華麗なコーナリングを披露


軽快にZOOKを走らせる中嶋選手。足跡をイメージした純正タイヤのトレッドパターンが印象的でした


そして走行が終了した後は、会場を移して、この日の特別走行を振り返るスペシャルトークショーが、ホンダコレクションホール オリエンテーション室で開催。この日の走行を各選手が振り返った。

今回ほどの規模で市販車を一堂に並べてデモンストレーション走行を公開する機会はそうそうないものの、ホンダコレクションホールでは、定期的にマシンを実際に走らせる走行確認テストを行っており、その模様を「収蔵車両走行ビデオ」という形でYoutubeで随時公開を行っている。

また週末には、中庭のミニコースを使って「WEEKEND RUN」という所蔵車を走らせるデモンストレーション走行を行っている。今後はこの走行枠の拡大なども検討していくということなので、ぜひホンダコレクションホールのカレンダーをチェックしておこう!

(photo&text:Yoshiaki AOYAMA 青山義明、Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)