【SGT】2017 スーパーGT Rd.3(AP)決勝
      2017年のSUPER GTは序盤戦のクライマックスとなる第3戦。大分県のオートポリスにて、「SUPER GT IN KYUSHU 300km」の決勝レースが行われました。
レース序盤を支配したのは、ポールポジションからスタートした#100 RAYBRIG NSX-GT。スタートからハイペースで後続を引き離し、順調に5周で6秒以上のマージンを築きました。ところがライバル車両のアクシデントに伴い、6周目からセーフティカー(SC)が導入されたために、それまでのリードは失われてしまいます。
 
さらにレース中盤のピットストップでついにライバルに先行を許してしまいましたが、その後も#100 RAYBRIG NSX-GTは粘り強い走りを見せ、最後は3位でフィニッシュしました。いっぽう、後方からのスタートながら、このレースの主役とも言えるパフォーマンスを見せたのは#17 KEIHIN NSX-GTでした。
 
予選Q1でクラッシュを喫したものの、メカニックを始めとするチームクルーの夜通しの作業により朝にはマシンを修復。ピットスタートのためレース序盤は苦しい戦いとなるも、こちらはSCランも味方につけてディスアドバンテージを回復。さらに後半スティントを受け持った塚越選手がまさに鬼神の走りを見せ、オーバーテイクを連発。チームにとっては勝利に近いと言ってもいい、2位表彰台を手に入れました。
2017 SUPER GT 第3戦(オートポリス)決勝結果
1位	#36	au TOM’S LC500	中嶋一貴/J.ロシター
2位	#17	KEIHIN NSX-GT	塚越広大/小暮卓史
3位	#100	RAYBRIG NSX-GT	山本尚貴/伊沢拓也
4位	#46	S Road CRAFTSPORTS GT-R	本山哲/千代勝正
5位	#23	MOTUL AUTECH GT-R	松田次生/R.クインタレッリ
6位	#37	KeePer TOM’S LC500	平川亮/N.キャシディ
11位	#16	MOTUL MUGEN NSX-GT	武藤英紀/中嶋大祐
12位	#64	Epson Modulo NSX-GT	ベルトラン・バゲット/松浦孝亮
DNF	#8	ARTA NSX-GT	野尻智紀/小林崇志	

(TEXT:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)