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【インディ500あれこれ】スネークピットは野外フェス!

アメリカ最大のレースであるインディ500。決勝日には約40万人ものファンが訪れると言われていますが、その楽しみかたは千差万別。インディアナポリス・モータースピードウェイは4つのコーナーを持つ全長2.5マイル(約4km)のオーバルコースで、その3ターン内側に設けられているのが「スネークピット」です。

インディ500開催中のスピードウェイ内外では、あちこちでキャンプを楽しむ人々が溢れ、それはもう大量のビールが消費されます。そして夜な夜なライブやパーティで楽しむのですが、スネークピットはその象徴とも言えるエリア。ステージ前に入場するには、専用のチケットを購入して進みます。


大掛かりなステージからは煙もバンバン、炎もゴーゴー燃えているし、朝から夜までライブやDJプレイが行われる様子は、まるで野外ロックフェスのよう。面白いのはコースでマシンが走っていようがいまいが関係なしってこと。レーシングカーの排気音すら聞こえないくらいの大音量で、最高のロックフェスが行われています。

 
 
こちらに集う人々は、もう昼も夜もないくらいビールやウイスキーを飲みまくりの騒ぎまくり。いちおうリーダーボードも見える位置に設置されているし、場内ラジオでレースの模様をフォローしている人もいます。

 
スピードウェイの外でも、駐車場エリアではキャンプをしてバーベキューで楽しむのがアメリカ流。そして夜になるとあちこちで盛り上がる!

 
そしてもうひとつの特徴は、女の子の来場者がとても多いことかもしれません。彼女たちはおそらく特定のドライバーのファンというわけではなく(そういう人もいるだろうけど)純粋に音楽だったりライブだったり、みんなで騒ぐのが好きで、もちろんレースも好きで、それらすべてが楽しめる『インディ500』というイベントが大好きなんだろうなぁ、と思います。

このことこそ、インディ500が単に大きなレースイベントというだけでなく、アメリカを代表するカルチャー(文化)であることの表れかもしれません。インディ500ならではの楽しみかた「スネークピット」を、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか?

(TEXT:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)