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ビッグマイチェンで新型フィットの魅力倍増!(その2)

もちろん、走りのフィットを象徴する「RS」グレードに6速MTは健在。そして今回、RSのMTモデルにもホンダセンシングが組み合わされたことで、「スポーティ」と「セーフティ」とを両立しているのは注目したい。フィットらしいキビキビとした走りを支えるべく、全車的にボディ剛性アップが実施され、ステアリングやサスペンションは構造から見直された。静粛性を改善するためにメルシートの板厚アップや遮音ガラスの採用なども行なわれている。

パワートレインについても、カムシャフトの軽量化、ノッキングを抑制するスリット入りブロックの採用などポテンシャルを引き出している。ハイブリッドにおいては、ナトリウム封入エキゾーストバルブを採用するなど燃費性能の向上を目指している。

その結果、ハイブリッドの燃費最良グレードにおいてJC08モード37.2km/Lへと進化させている。細かいところでAピラー内側の樹脂パーツ形状を工夫するなど、Cd値でマイナーチェンジ前より1.5%ほど空力性能も改善しているというのも燃費性能向上には見逃せない。

磯貝LPLは「フィットのお客様は幅広く、ハイブリッドもガソリン車も細部まで煮詰めていき、どのグレードでもご満足いただけるよう進化させました。走りのRSについてもフィットの個性として、もちろん磨き上げています」とアピールする。

 

パワートレインのラインナップは、1.3リッターアトキンソンサイクルエンジン、1.5リッター直噴エンジン、1.5リッターi-DCDハイブリッドの3種類。RS以外のグレードには4WDも設定される。

メーカー希望小売価格は、1.3リッターが142万8840円~198万5040円、1.5リッターが185万3280円~205万920円、ハイブリッドは169万9920円~236万7360円となっている。

(TEXT:Shinya YAMAMOTO 山本晋也)