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世界中からホンダファンが荻窪に集結! 『SPOON Collection 2020』は大盛況!!(その1)

ホンダ車のチューニングパーツメーカーとして知られるSPOON(スプーン)。同社のアンテナショップであるTYPE ONE(タイプワン)を会場にした新年恒例のイベントが今年も開催された。

2020年はイベント名を『SPOON Collection 2020』とし、1月10日(金)そして1月13日(月祝)の2日間にわたって開催された。同週末には東京オートサロンも開催されていたため、両イベントに足を運んだ海外からのホンダファンも多かったようだ。

今回の『SPOON Collection 2020』では、イベントのテーマを「SPOONの“これまで、これから”」とし、同社にとって多くのパーツを開発し、またモータースポーツでも華々しい活躍をした新旧のシビックを使って表現。タイプワン2階のファクトリーには、現行モデルのFK8型シビック・タイプRと「ワンダー」の愛称で知られるAT型シビックのグループAレーシングカーが飾られた。

まずはFK8型シビック・タイプRから見ていこう。2019年に発売されたエアロバンパーが装着されているほか、今回は新たにスワンネックタイプのリアウイングが登場した。

センター部分と翼端板部分をカーボン製としたリアウイングは、5段階の角度調節が可能。機能美を感じさせる金属製ステーでマウントされる。なお台座部分もカーボン製だ。

ステー部分の形状は、近年のレーシングカーでよく用いられているスワンネック。SPOONのシンボルマークは鶴(crane)なので、さしずめ「クレーンネック」だろうか?

このリアウイングは、現在販売中のルーフスポイラーと組み合わせることで理想的な走行風の流れを実現する。また翼端版部分は、左右を入れ替えて装着することもできるとのこと。

リアバンパーについても現在開発中とのことで、壁面にはイラストが掲示されていた。バンパー部分にメッシュダクトを設けてパラシュート効果を防ぐ形状としつつ、同社のN1マフラーキットはもちろん、純正マフラーの装着も前提として開発が進められているそうだ。

そしてもうひとつ、FK8オーナーなら見逃せない製品が車高調サスペンションである。ドイツの有名サスペンションメーカー・KWとの共同開発で進められており、32段の減衰力調整機構を持つという。

FK8の純正サスは走行シーンに合わせてモードを切り替えられる電子制御式を採用しているが、SPOON×KWの車高調サスでは積極的にリアを動かしてあげることで、四輪がしっかりと仕事をし、ストリートからサーキットまで幅広く対応する仕上がりになっているとのこと。FK8オーナーは注目の製品となりそうだ。


次回の(その2)では、歴代シビックなどそのほかの展示車両などを紹介する。

フロントエアロバンパーの開発過程におけるマスターモデルも展示された

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)