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【動画】第104回インディ500が開幕、ポールポジションを争う「FAST 9 SHOOT OUT」に佐藤琢磨選手が進出!

世界三大レースのひとつに数えられ、アメリカでもっとも長い伝統を誇るモータースポーツイベント『インディアナポリス500マイル(インディ500)』の予選が始まった。

インディ500は毎年5月の第4日曜日に決勝レースが行われ、そして約1ヶ月間にわたって様々なイベントや走行が行われるのが恒例だが、今年は新型コロナウィルスの感染拡大により年間スケジュールが大幅に変更。スピードウェイ内外でのファンイベントはすべて中止となり、予選・決勝とも無観客での開催となる。

異例づくめの開催となった「第104回インディ500マイル」の予選1日のセッションが、2020年8月15日(現地時間)にインディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われた。インディ500の予選は、通常のレースのようなラップタイムではなく、オーバルコースを4周した平均速度によって争われる。

そして集団ではなく1台ずつの走行となり、今年の出走台数33台のうち、10位以下のスタート順位が決定。上位9台は、翌日8月16日に行われる「Fast 9 Shoot out(ファストナインシュートアウト)」でポールポジションを懸けて争う。

マルコ・アンドレッティのインディ500は、ルーキーイヤーの2006年に記録した2位が最上位。今年こそインディ500制覇なるか?

このインディ500を得意としているチームといえば、ホンダ陣営のアンドレッティ・オートスポートだが、今年はマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・ハータ・オートスポーツ)が231.351mph(時速372.323km)を記録してトップに立った。

2012年のシリーズチャンピオン、ライアン・ハンターレイが2番手のスピードをマーク

そのマルコ・アンドレッティに続いたのはライアン・ハンターレイ、アレキサンダー・ロッシ、そしてジェイムズ・ヒンチクリフとなり、なんとアンドレッティ・オートスポート勢が関連チームを含めトップ4を独占! 

9番手のスピードでポールポジションへの挑戦権を手に入れた佐藤琢磨選手。予選終了後には記念撮影が行われた

レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの佐藤琢磨選手は、230.792 mph(時速371.424km)のスピードで9番手となり、上位9台による「ファストナイン・シュートアウト」進出を決めた。インディ500のグリッドは1列に3台が並ぶスタイルであるため、最前列フロントローを含む3列のスタート順が決まることになる。

このファストナインに進出する9台のうち、ホンダエンジン・ユーザーは8台を占めている。ホンダvsシボレーのマニュファクチャラー争いにも注目だ。

3度目のインディ500挑戦となるフェルナンド・アロンソ選手は26番グリッドから決勝レースに挑む

そしてマクラーレンSPから参戦しているフェルナンド・アロンソ選手は26番手。残念ながらファストナイン進出は果たせなかった。2021年シーズンからF1グランプリにレギュラードライバーとして復帰参戦することが発表されているため、インディ500への挑戦は今年で一区切りになると言われている。目標としている世界3大レース(インディ500、ルマン24時間、F1モナコGP)制覇は達成できるだろうか。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)