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【動画】アメリカでも大人気のシビック・タイプR[FK8]が、NTTインディカー・シリーズのペースカーに採用!!

「世界最速FF」を開発コンセプトに掲げて、2017年に発売が開始された現行シビック・タイプR[FK8]。シビック・ハッチバックと同様、生産はイギリス・スウィンドン工場で行われ、世界の各市場へと輸出される。そして現行モデルは、アメリカ国内に導入された初めてのシビック・タイプRでもある。

北米市場における「シビック」人気の高さは今さら言うまでもないが、ラインナップの頂点に位置する「タイプR」の人気は高く、スポーツカー好きを中心に大きな支持を集めている。そして欧州や日本仕様と同様、2020年モデルではフロントグリルの形状変更による冷却性能の向上、ブレーキ性能のアップといった変更が行われた。

そんな2020年モデルのシビック・タイプRが、佐藤琢磨選手も参戦するNTTインディカー・シリーズのペースカーとして登場した。2020年モデルではリミテッド・エディションも設定されるが、このペースカーのベースとなっているのは、ホイールを見る限り標準モデル。

車体はフロントがブルーで後半がホワイトとなっており、2020年モデルの新色である”ブーストブルー”をベースに、ボディ後半に白いグラフィックを施したとのこと。エアロパーツなどはノーマルから変更ないが、ペースカーならではの装備として車体各部にフラッシュライトが装着されている。

そのほか車両では、北米におけるホンダのレース活動を支えるHPD(ホンダ・パフォーマンス・デベロップメント)が開発した、専用ブレーキローター、レーシングパッド、ステンレス製ブレーキラインへと交換されているほか、サーキット走行に合わせて4点式シートベルトを装着。なおタイヤは、NTTインディカー・シリーズがファイアストンのワンメイクであることもあり、ブリヂストン製ポテンザS007Aへと交換されている。

内装は4点式シートベルトが装着されている以外、ほぼノーマル。リアシートも残されている

第104回インディ500で優勝し、自身2度目のインディ・ウィナーとなった佐藤琢磨選手が参戦するNTTインディカー・シリーズ。日本における注目度はますます高まっているが、スムーズなレース運営を支えるシビック・タイプRのペースカーにも注目だ。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)