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【21SEMA】FL1型シビックがベースの「Team Liquid」仕様が登場。スポーティさとアクティブさを融合した1台

2021年11月2日より開催された、世界最大の自動車用アフターマーケットパーツショー『SEMAショー』。自動車メーカーも多くのカスタム車両を発表するSEMAショーにおいて、アメリカホンダは新型シビック・ハッチバックをベースとした「Team Liquid 2022 Honda Civic Hatchback」を出展した。

Team Liquid 2022 Honda Civic Hatchback(チームリキッド 2022 ホンダ シビック・ハッチバック)の概要を説明する前に、北米市場における現行シビックについて説明しておこう。2021年秋現在、日本国内にはハッチバックのみが販売されている現行シビックだが、シビックにとってメインマーケットのひとつである北米市場にはまずセダンが導入された。

2022年モデルのシビック・ハッチバック。日本仕様には設定のない電動ムーンルーフは、EX-LおよびSport Touringに標準装備

そしてセダンに続く第二のボディバリエーションとして、ハッチバックも2021年9月より北米市場で販売が開始された。北米市場では、毎年9月がイヤーモデルの切り替え時期となるため、北米向けシビックハッチバックは2022年モデル表記になる。そのハッチバックをベースに制作されたのが、『チームリキッド 2022 ホンダ シビック・ハッチバック』だ。

チームリキッドとは、2000年にオランダで設立された世界最大規模のesportsチーム。今回、アメリカホンダはチームリキッドの公式車両パートナーとしてシビックハッチバックのカスタム車両を制作した。

ベースとなっているのは、北米仕様シビック・ハッチバックの最上位グレードとなるSport Touring。エンジンは180hpを発揮する1.5リッターVTECターボで、6MTのほかCVTも用意される。現車はエンジンフードなどにチームリキッドのロゴマークが大きくデザインされたほか、ボディサイドには「LET’S GO LIQUID」と描かれている。

車両本体には、ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント(HPD)製のフロントアンダースポイラー、テールゲートスポイラーを装着。こちらは日本国内でもホンダアクセスから販売されている純正アクセサリーと同製品と思われる。そしてテールゲートには、グロスブラック塗装されたHPDエンブレムを装着する。

2本足タイプのテールゲートスポイラーを装着。ステー部分はブラック塗装される

そのほか、アメリカホンダの純正アクセサリーとして販売されている18インチアルミホイール、シビックSi仕様のバルブステムキャップ、グロスブラック塗装されたHマークやCIVICのエンブレムを装着。純正ルーフキャリアの上には、THULE製ルーフボックス「モーションXTアルパイン」を装着し、積載量を拡大している。

スポーティなイメージの強いシビック・ハッチバックに、レジャーやアウトドアを連想させるルーフボックスを組み合わせた「チームリキッド 2022 ホンダ シビック・ハッチバック」。日本国内におけるFL1型シビックのモディファイにも、参考となる部分が多そうな1台だ。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)