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【STEP WGN】スポーティなエアロフォルムは健在!! 新型ステップワゴンSPADAを全30点の写真で紹介【スパーダ】

2022年1月、ホンダは新型「STEP WGN(ステップワゴン)」の車両概要をホームページ上にて初公開した。正式発表・発売は2022年春の予定となっているため、パワートレインや主要諸元などといった詳細なスペックについては伏せられているが、従来から設定のある人気グレード「SPADA」に加え、標準グレードに「AIR」の名称が新たに与えられた。

標準モデルの「AIR」については、以前の記事にて多くの写真とともに紹介しているが、今回は人気グレードの「SPADA」について、その魅力を紹介していこう。

(写真はクリックすると拡大します)

「迫力ある押し出し」はもうハヤらない!? スマートな印象の顔つき

ステップワゴンのスポーツグレードとして知られる「SPADA(スパーダ)」が初めて設定されたのは、2代目モデルが2003年6月にマイナーチェンジを受けたころ。その後は一時的にラインナップから姿を消した時期もあったが、ステップワゴンには欠かせない人気グレードとなっている。

そんな歴代SPADAの特徴といえば、ベースモデルのステップワゴンに対してスポーティな印象を強めたもの。ボディには専用のエアロパーツが装着されるほか、メッキ加飾されたフロントグリルや、内装にも上質な装備が与えられるなど、近年のミニバン人気のトレンドに則った内容だった。

しかし、今回お披露目された新型ステップワゴンSPADAでは、従来の「ギラギラ感」は抑えめ。周囲に威圧感を与えるような煌びやかなフロントマスクではなく、さりげなさやスマートさを感じさせる表情に仕上げられている。

ルーフスポイラーのデザインも存在感がやや抑えられた

ボディまわりでは、フロント/サイド/リアにアンダースポイラーが装着されるほか、メッキモールが備わり高級感をアップ。SPADAの特徴であるルーフスポイラーもシンプルな形状となり、ボディとの一体感が強調された。

ホイールについては、展示車両はAIRと同じものが装着されていた。タイヤはブリヂストン製トランザER33で、サイズは205/60R16となる。

ブラックを基調としたインテリア。2列目シートにはオットマン機構を標準装備

新型ステップワゴンSPADAのインパネデザインは、基本的に標準モデルのAIRと同じ。パワートレインについて詳細の発表はないものの、車体に装着されたエンブレムからすると、今回の展示車両はAIRがガソリン、SPADAがe:HEV(ハイブリッド)を搭載しているようだ。実際SPADAのインパネには、ボタン式のセレクターが備えられていた。

新型ステップワゴンにおける特徴のひとつが、ホンダ車史上最大と言われる室内空間の広さ。シート配列は2-2-3の7名乗員で、3列目シートが床下収納式となるのは従来と同様だ。

展示車両の2列目シートにはキャプテンタイプが採用されており、前後に865mm、中央方向に75mm、外側方向に115mmのスライド量が確保される。また収納式のオットマン機構を備え、ロングドライブ時の疲労低減・快適性の向上が図られている。

新型ステップワゴンの開発責任者を務めた、本田技研工業 四輪事業本部 ものづくりセンター 蟻坂篤史氏

(photo:Kiyoshi WADA 和田清志、text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)

新型ステップワゴン 先行情報公開ページ
https://www.honda.co.jp/STEPWGN/new/