Honda好きが堪能できる、Hondaスピリッツ溢れる情報誌
  1. TOP
  2. NEW CAR
  3. 【ホンダアクセス】新型ZR-Vの魅力をさらに引き立たせる、「さりげないプレミアム」が特徴の純正アクセサリー

【ホンダアクセス】新型ZR-Vの魅力をさらに引き立たせる、「さりげないプレミアム」が特徴の純正アクセサリー

 ホンダが2023年春に日本国内導入を予定している新型SUVが「ZR-V」だ。SUVのなかでも都市部や郊外路での使用を前提とし、ワインディングロードでは実質的な兄弟車といっていいシビックに比肩する走りっぷりを味わえる。そんなZR-Vには、ホンダ車向け純正アクセサリーを企画・開発・販売するホンダアクセスが充実した製品をラインアップ。その内容と魅力について、開発責任者に尋ねてみた。

SUVという車種について、一般的はどのようなイメージを抱くだろうか。しなやかに動く長いサスペンションストロークを持ち、普通車では躊躇してしまうほどの悪路も難なく走破でき、キャンプなどアウトドアレジャーを楽しむパートナーとしてのオフロード車両。あるいは大柄なボディサイズと余裕たっぷりのトルクフルなエンジンを搭載し、外観はクロームメッキで高級感をアピールするラグジュアリーなオンロード車両。現在の日本国内において「SUV」と聞いてイメージしやすいのは、この2種類ではないだろうか。

2023年春に発売が開始されるZR-Vは、そのどちらとも違う「スポーティアーバンSUV」である。ラインナップにおいては車格的にヴェゼルの上に位置するポジションではあるものの、ギラギラとした外観で高級さを見せつけるのではなく、クルマ全体の佇まいや内装の質感、また走りの動的なフィーリングなどで上質さをアピールする。言うならば視覚や聴覚ではなく、触感や「第六感」によってイイクルマらしさを伝えるような製品づくりだ。

フロントグリルとの形状的なバランスを検討しながらデザインが決定されたLEDフォグライト+フォグライトガーニッシュ、発光色は定番のホワイトのほか、降雪地域などで需要の多いイエローも用意される

そのコンセプトは、ホンダアクセスの提案する純正アクセサリーにも継承されている。「プレミアムスタイル」と名付けられたパーツコーディネートではあるが、その外観はあくまで控えめだ。

標準車のデザイン的な特徴となっているフロントグリルにはあえて手を加えず、フロントロアースカートやサイド&リアのロアーガーニッシュ、さらにバンパー左右に装着したフォグライトにより、スポーティラグジュアリーとも言うべき雰囲気を身に纏う。

ルーフから連続した流れるようなデザインが特徴のテールゲートスポイラーは、あえてベルリナブラックに塗装することで機能性を強調。リアライセンスガーニッシュとの相性もバッチリだ。

そのほか、リアロアーガーニッシュの中央部分はデュフューザー形状とされ、スポーティなイメージを高めている。

撮影車のタイヤはYOKOHAMAブルーアースGTが組み合わされていた

足元には、フェイス面に切削加工を施し、さらにガンパウダーブラック塗装によりシックな雰囲気を高めている19インチアルミホイール「MG-030」を装着。ご覧のように撮影車両のフェンダーモールはブラック塗装とされているが、ボディ同色モールでも似合いそうだ。

メッキパーツで華やかさを演出するのは、高級感をアップさせる常套手段だ。しかしながらその手法を採らなかった理由を、純正アクセサリーの開発担当者を務めたホンダアクセスの苗代圭一郎さんに尋ねてみた。

「上質さと洗練をキーワードに、オトナの生活に似合うスタイルを提案」

「ZR-Vは、『異彩開放』というコンセプトで開発されたモデルです。ホンダアクセスでは、その魅力をさらに引き出すべく、まずはオーナーにどのような価値を提案できるかというところからスタートしました」

ひとくちにファミリー層といっても、年代の経過とともに生活スタイルは変わっていく。21世紀初頭に子育て真っ最中だった世代は、現在はもうミニバンの必要性は薄れたというユーザーも多いだろう。そして子育て真っ最中であっても「自分らしさ」は忘れたくない、そんなニーズも多いはずだ。

ラゲッジルームに濡れたものなどを積載する際、車内が濡れたり汚れたりすることからを防ぐ「ラゲッジトレー」は、樹脂素材で縁高タイプを採用

そこでホンダアクセスでは、『30代で共働きの子育て層で、アクティブに生活を楽しみたい方』や、『40~50代でミニバンやセダンからの乗り換え』といったふたつのボリュームゾーンを意識したラインナップとしている。

「それぞれターゲットは異なりますが、共通しているのは『人生を謳歌している』という点です。機能面を重視した道具としてではなく、ご自身のライフスタイルを表現するツールとしてクルマを所有している方々です。身に着けるファッションアイテムと同じような感覚で、ドレスアップを楽しんでいただきたいと思っています」

ZR-Vのインテリアにおける特徴は、上下二段構造となったセンターコンソールだ。「センターコンソールボックス&ドリンクホルダーイルミネーション」は、車内をムーディーに彩ってくれるだけでなく、夜間など実用性も高めてくれる。そのほか、スマートフォンを置くだけでチャージできるワイヤレス充電器もラインナップされる。

運転席および助手席の足元を美しく照らしてくれる「フットライト」を用意。他イルミネーションと同様にLEDを使用し、運転席側ドアの開閉やスモールランプに連動して点灯する。

居住性や省燃費性能といったファミリーカーとしての資質を高次元で備えつつ、いつまでも「走りの楽しさ」を味わっていたいというオーナーに向けたZR-V。ホンダアクセスの提案する純正アクセサリー群は、人生を楽しく謳歌するオーナーにふさわしいZR-Vへと引き立たせる、そんな魅力あるラインナップとなっている。

 (photo:Kiyoshi WADA 和田清志、Honda Access text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)

ZR-V 純正アクセサリー 情報サイト
https://www.honda.co.jp/ACCESS/zr-v/