Honda好きが堪能できる、Hondaスピリッツ溢れる情報誌
  1. TOP
  2. MOTORSPORTS
  3. 【北米デビュー】新型シビック・タイプR、7月初旬のインディカー『Honda Indy 200』でプロトタイプのデモラン決定!!

【北米デビュー】新型シビック・タイプR、7月初旬のインディカー『Honda Indy 200』でプロトタイプのデモラン決定!!

アメリカホンダは、2022年7月1-3日にオハイオ州レキシントンのミッドオハイオ・スポーツカーコースで開催される2022インディカー・シリーズ第11戦『Honda Indy 200』にて、新型シビック・タイプRプロトタイプによるデモンストレーション・ランを行うと発表した。

2022年夏に発売が予定されている新型シビック・タイプRは、日本国内はもちろん欧州や北米市場でも発売が予定されているグローバルモデル。なかでも従来モデルであるFK8型から導入が開始された北米市場においては「タイプR」の人気は高く、すでにマーケットからは大きな期待が寄せられている。

デモンストレーション・ランが行われる「ミッドオハイオ・スポーツカーコース」は、アメリカ北東部に位置するオハイオ州にあるサーキット。アップダウンに富んだロードコースで、佐藤琢磨選手が参戦しているアメリカのトップフォーミュラ、インディカー・シリーズをはじめ多くのカテゴリーのレースが開催されている。

NSX専用工場であり、TLXなどに設定されるPMC editionの生産も行うPerformance Manufacturing Centerもオハイオ州メアリズビルにある

そしてオハイオ州とホンダの結びつきは強く、1982年に「ホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチャリング」をオハイオ州メアリーズビルに開設したほか、現在も複数の製造施設と主要な研究開発センターを運営しており、1万3000人以上の従業員が、年間65万台以上の車両と118万台のエンジンを生産している。

つまりミッドオハイオ・スポーツカーコースで開催されるインディカー・シリーズは、アメリカホンダにとってのホームグランプリ。それだけに多くのファンが詰めかけるだけでなく、サーキット内にはホンダの従業員(アソシエート)が招待されるホスピタリティブースなども設けられ、大きな盛り上がりを見せる。

ああああThe Acura NSX Prototype

それだけにプロモーションの機会としても使用され、すでに最終モデルの受注が終了している現行NSXも、デビュー前の2013年8月4日に開催されたインディカー・シリーズ第14戦『Honda Indy 200』の決勝レース前にデモンストレーション・ランを行っている。

2021年の「Honda INDY200」を走る佐藤琢磨選手

なおインディカー・シリーズの『Honda Indy 200』だが、現役ドライバーでもっとも得意としているのはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)。2007年、2009年、2011年、2012年、2014年、そして2019年に優勝を飾り、まさに「Mr.ミッドオハイオ」と呼ぶにふさわしい勝率を誇る。

そしてもちろん、今シーズンはチームを移籍して戦う佐藤琢磨選手(デイルコイン・レーシング with RWR)の活躍にも期待! 新型シビック・タイプRのプロトタイプは、デモンストレーション・ランのほか決勝レースのローリングスタート時にペースカーも務めるようなので、そちらにも注目だ!

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)