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【STEP WGN】新型ステップワゴン、販売絶好調! 発売から1ヶ月で約2万7000台を受注するロケットスタート

ホンダは、2022年5月27日に発売した新型STEP WGN(ステップ ワゴン)の初期受注台数を発表した。発売から1ヶ月が経過した6月27日時点での累計受注台数は2万7000台を超え、月間販売計画台数(5000台/月)の5倍以上となる好調な立ち上がりとなっている。

新型ステップワゴンは、標準グレードとなるAIRと、スポーティ志向の内外装が与えられたSPADA、そしてSPADAの上級グレードに位置付けられるSPADAプレミアムラインの3モデル。パワーユニットはいずれも1.5リッター・ターボを搭載するガソリン車と、2リッター×2モーター式ハイブリッドであるe:HEVの2種類だ。

駆動方式は搭載するパワーユニットによって違いがあり、ガソリン車はFFと4WD、e:HEVはFFのみとなっている。

初期受注では67%がe:HEV、SPADAの人気が圧倒的

まずは搭載するパワーユニットの人気傾向を全体の構成比で見てみると、ガソリン車は33%、e:HEVが67%とのこと。さらに内訳では、ガソリン車はAIRが7%、同SPADAが20%、同SPADAプレミアムラインが6%となっている。いっぽうのe:HEVでは、AIRが8%、同SPADAが35%、同SPADAプレミアムラインが24%だ。

パワーユニットの違いに関わらずAIRとSPADA、SPADAプレミアムラインの構成比率でいうと、SPADAが55%で半数を超えている。続いてSPADAプレミアムラインが30%、標準グレードに位置付けられるAIRは15%となっている。

この「初期受注」の内容は販売するディーラーがユーザーからの購入申し込みを予想してオーダーする「見込み発注」も含まれており、受注内容が上位グレードに集中する傾向があるとはいえ、SPADA&SPADAプレミアムラインは非常に高い人気を集めているといえる。

ボディカラーは全グレードでプラチナホワイト・パール一択

ステップワゴン e:HEV SPADA(FF) ボディカラーは一番人気のプラチナホワイト・パール

ボディカラーの人気を見ると、AIR、SPADA、SPADAプレミアムラインのいずれもプラチナホワイト・パールが半数近くを占める人気となっている。

SPADAおよびSPADAプレミアムラインでは、クリスタルブラック・パールが次点の人気となっており、カタログなどで多く露出されているボディカラーのトワイライトミストブラック・パールは12〜13%に留まる。いっぽうAIRのイメージカラーであるフィヨルドミスト・パールは、構成比ではAIRのうち29%を占めている。

販売好調な出だしとなった新型ステップワゴンだが、いっぽうで新型コロナウィルス感染拡大の影響や慢性的な半導体不足、および不安定な海外情勢といった複合的な理由により、納期に遅れが発生する状況が続いている。

ホンダの公式ホームページでは、ラインナップ各車種の「工場出荷目処について」が紹介されているが、2022年6月27日時点で、新型ステップワゴンはガソリン車で約3ヶ月程度、e:HEV車で約5ヶ月程度が見込まれているという。

そして『製品の到着を心待ちにしていただいているお客様には、大変ご迷惑をおかけしておりますことを心よりお詫び申し上げます。不透明な状況が続いておりますが、生産への影響の最小化に引き続き努めてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます』としている。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)