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【FL1】カプラーオン装着で約20PSのパワーアップを実現!! HKSから現行シビック用「パワーエディター」が新登場

総合チューニングパーツメーカーのHKSは、FL1型シビック用「Power Editor(パワーエディター)」を発表、全国の取り扱い店にて販売を開始した。6MT車用/CVT車用がラインナップされ、価格はいずれも4万4000円(税込)となる。

FL1型シビック用「Power Editor」は6MT車用/CVT車用をラインナップ。価格はどちらも4万4000円(税込)

Power Editor(パワーエディター)とは、従来型のブーストコントローラーでは制御することが不可能な、電動式や負圧制御式のアクチュエーターを採用しているターボ車のブーストアップを可能にする、次世代型のブーストコントローラー。

今回、新発売となるFL1型シビック用「Power Editor」はチューニングデータがあらかじめインストールされており、車両の圧力センサーとECUの間にPower Editorを割り込ませて装着することで、簡単にブーストアップを中心としたチューニングが実現できる。また製品には「復帰用コネクタ」が同梱されているため、Power Editorを装着した後も、すぐにノーマルの状態に戻すことができるという点も魅力だ。

6MT車用Power Editor装着データ

6MT車用Power Editorの装着データ。最大過給圧は1.42kgf/cm2で、最高出力は約25PSのアップ

FL1型シビック用Power Editorは、6MT車/CVT車それぞれに向けた専用データを開発。ノーマルの最大過給圧はいずれも1.04kgf/cm2だが、6MT車では1.42kgf/cm2まで高められ、最高出力は196psまでアップ。最大トルクは約16%も向上している。社内計測値のグラフを見ても、パワー&トルクが全体的に引き上げられている様子がわかる。

CVT車用Power Editor装着データ

CVT車Power Editorの装着データ。社内計測によると約20PSのパワーアップを実現している

CVT車専用に開発されたチューニングデータでは、最大過給圧は1.49kgf/cm2に設定。こちらも最高出力&最大トルクともに10%以上の大幅なパワーアップを実現している。また最大トルクは発生回転数も4199rpmから3641rpmへと引き下げられているため、市街地走行においてもPower Editorの効果が体感できそうだ。

またFL1型シビック用Power Editorの装着後に吸排気系を変更したり、自分の好みのチューニングデータに変更したいというオーナーには、ブーストアップデータを変更するPower Editor用Easy Writerも用意されている。製品に同梱のUSB接続ハーネスでPower Editor本体とパソコンを接続し、Power Editor用Easy Writerで自車に合わせたオリジナルデータへの変更も可能だ。

シビックEX(CVT車)

「世界最速FF」をさらに鍛え上げた、新型シビック・タイプR(FL5型)の登場が話題となっているシビック界隈だが、いっぽうで「等身大のボーイズレーサーこそシビックでしょ!」というオーナーは少なくない。それだけに手ごろな価格で手軽にパワーアップが実現できるPower Editorは、大注目の製品といえるだろう。

(text:Kentaro SABASHI 佐橋健太郎)

エッチ・ケー・エス (TEL:0544-29-1235)
https://www.hks-power.co.jp