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【GT500】第5戦、得意な鈴鹿で捲土重来を期す64号車Modulo NSX-GT、予選は不運にも見舞われ13番手

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2022 SUPER GT 第5戦(鈴鹿サーキット)
#64 Modulo NSX-GT
予選:13位
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2022年シーズンのSUPER GTもいよいよ後半戦に突入。第4戦(富士)から約2週間後という短いインターバルで開催された第5戦の舞台は、三重県・鈴鹿サーキット。以前は「夏の鈴鹿」といえば伝統の『SUZUKA 1000km』だったが、すでに1000kmレースはSUPER GTからは姿を消しており、今回は450kmのレース距離で開催される。

第4戦(富士)と同じく450kmのレース距離で争われる第5戦は、各チームに給油のため2度のピットインが義務付けられる。64号車Modulo NSX-GTは獲得ポイントに応じて搭載が義務付けられるサクセスウェイトが少なく、過去にはポールポジションも獲得している相性のいい鈴鹿サーキットだけに、Modulo Nakajima Racingとしては予選から上位進出を果たしたいところ。

迎えた8月27日(土)の天気はくもり。暦の上では秋となっているが、まだまだ残暑は厳しく、また湿度が高いため非常に蒸し暑さを感じるコンディションのなか、午前中のフリー走行が開始された。

64号車Modulo NSX-GTは走り出しから調子の良さを感じさせ、GT500クラス参戦車両のなかでもトップクラスの周回数をこなし、ラップタイムは1分47秒225を記録。トップとは0.904秒の差はあるものの、7番手は上々の滑り出しと感じさせた。

迎えた公式予選、Q1は伊沢拓也選手が担当。コースインのタイミングを計ってピットアウトし、ライバルマシン数台と前後しながらタイヤを暖めていく。今回のDUNLOPタイヤは、この鈴鹿に合わせてテストを重ねてきたというだけに、チームとしてもQ1突破はもちろん、Q2でも上位争いができるはずと見込んでいた。

その後、タイヤのウォームアップを終えた伊沢選手は計測3周目にタイムアタックを行うが、なんとまだタイヤを温めているライバル車両に引っかかる形となってしまい、タイムをロスしてしまう。計測タイムは1分46秒154と公式練習より向上させたものの、結果は13番手。不完全燃焼ともいえる形で予選Q1で終了となってしまった。

中嶋 悟 総監督 コメント

「残念ながら期待が外れる結果となってしまいました。明日に向けてできることをやって、決勝でベストを尽くせるようにしたいです。450kmの長いレースですが、諦めずに頑張ります」

伊沢拓也選手 コメント

「アタックのタイミングでほかの車両に引っかかってしまい、そこのロスタイムが響いてしまいました。ただ、朝からあまり調子が良かったということでもなく、ロスがなくてもトップタイムには届かなかったかもしれません。明日のレースは450kmと距離が長いですが、うまく組み立てていかないと前との差も広がっていってしまうので、なんとか食らいついていけるよう、みんなで頑張ります」

大津弘樹選手 コメント

「公式練習の最後にある専有走行は僕が走行しましたが、思うようなアタックができずにセッションのトップタイムに届きませんでした。予選でも、伊沢選手のアタックがほかの車両に引っかかっていいタイムを出せず、狙っていた鈴鹿でとても悔しい予選になりました。明日は距離も長いので、しっかりと走り切れるように準備して臨みたいと思います」

予選はやや悔いの残る結果となってしまったが、決勝レースは450kmの長丁場。2度のピットストップ義務もあり、各チームの戦略にも注目が集まる。64号車Modulo NSX-GTは後方13番手からのスタートとなるが、同じDUNLOPタイヤを履く16号車が予選3番手と好調さを見せているだけに、マッチングは悪くないはず。結晶レースでの巻き返しに期待したい。

Moduloモータースポーツ応援サイト
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